2026年新年映画シーズン、中国興行収入が30億元突破 戦争題材の新作も好発進
中国の2026年新年映画シーズンで、公開開始から10日足らずの時点で累計興行収入が30億元を超えました。中国の民間人による日本の侵略への抵抗を描く新作映画『格致鎮(Gezhi Town)』が、その勢いを牽引しています。
10日足らずで30億元超え 2026年新年映画シーズンの滑り出し
オンラインプラットフォームのデータによると、2026年新年映画シーズン(11月28日〜12月31日)に公開された作品の累計興行収入は、12月7日午後までに30億元を突破しました。
シーズン開始からおよそ10日というタイミングでの30億元超えは、年末から新年にかけての映画需要の強さをうかがわせます。執筆時点の12月11日現在もシーズンは続いており、年末までにどこまで数字が伸びるのかが注目されています。
- 対象期間:2025年11月28日〜12月31日
- 12月7日午後までの累計興行収入:30億元超
新作『格致鎮(Gezhi Town)』が好発進 初日で1億元超え
シーズン終盤に向けた注目作の一つが、12月6日に公開された映画『格致鎮(Gezhi Town)』です。公開初日の興行収入は1億元を超え、試写や前売り券の販売分を含めた累計は1億8,000万元を上回りました。
公開初日だけで1億元を突破したことから、作品への関心の高さがうかがえます。今後の口コミやレビュー次第では、シーズン全体の興行をさらに押し上げる存在になる可能性もあります。
- 公開日:12月6日
- 初日興行収入:1億元超
- 試写・前売りを含む累計:1億8,000万元超
民間人の抵抗を描く戦争ドラマ 何が観客の心をつかむのか
『格致鎮』は、中国の民間人による日本の侵略への抵抗に焦点を当てた作品とされています。前線の兵士ではなく、市井の人びとの視点から歴史を捉え直す構成は、戦争映画の中でも特徴的な試みと言えます。
戦争をテーマにした作品は、単なるエンターテインメントにとどまらず、過去の出来事や人びとの選択について静かに考えるきっかけにもなります。スクリーンの中で描かれる物語を通じて、観客は恐怖や葛藤、日常を守ろうとする意思など、さまざまな感情に向き合うことになります。
数字から見える中国映画市場と国際ニュースとしての注目
年末から新年にかけての映画シーズンは、年間の興行を占う重要な局面とされます。今回の2026年新年映画シーズンで、期間の前半から30億元を超える興行収入が積み上がっているという事実は、中国映画市場の存在感の大きさをあらためて印象づけるものです。
中国映画市場の動きは、アジアのエンターテインメント産業や国際ニュースを追ううえでも無視できないテーマになっています。どのような作品が観客に支持されるのかを追っていくことで、社会がいま何に関心を寄せているのか、どのような物語を求めているのかも、少しずつ見えてきます。
2026年新年映画シーズンはまだ折り返し前の段階にあります。『格致鎮』をはじめとする作品の評価が今後どのように定まっていくのか、そして最終的な興行収入がどこまで伸びるのか。数字の推移とともに、作品そのものへの静かな対話も続いていきそうです。
Reference(s):
2026 New Year film season box office surpasses 3 billion yuan
cgtn.com








