海南・屯昌のコンニャク畑、収穫のリズムが生む働く風景 video poster
中国・海南の屯昌県にあるコンニャクの栽培基地では、2025年の収穫シーズンを迎え、畑一面がにぎやかなエネルギーに包まれています。村人たちがリズムよく掘り起こし、選別し、箱詰めし、運び出していく様子は、まるで一つの大きなチームが同じゴールに向かって動いているようです。
リズムがつくる働く風景
畑では、土を掘り返す音、コンニャク芋が土から顔を出す瞬間のざらりとした感触、軽トラックに積み込むときの掛け声が、一定のリズムを刻んでいます。一人ひとりの動きは単純に見えても、全体として見ると、よく整った作業の流れが生まれています。
コンニャクを掘り出す人、その場で形や大きさを見て仕分ける人、コンテナに丁寧に詰めていく人、そして運搬を担う人。それぞれの役割がかみ合うことで、広い畑が動き続ける現場になっています。
丸く重いコンニャク芋が語る一年
畑一面に並べられた丸くて重みのあるコンニャク芋は、一つひとつがこの一年の積み重ねを物語っています。種を植え、土をならし、草を取り、天候を気にしながら世話をしてきた時間が、そのずっしりとした重さの中に詰まっています。
収穫されたコンニャク芋が規則正しく並ぶ光景は、豊かさの象徴であると同時に、見えない労力の可視化でもあります。畑で泥にまみれた手で芋を運ぶ村人たちの姿からは、淡々とした日常の中にある誇りがにじみます。
畑と都市をつなぐ想像力
日々コンニャクを口にしていても、その原料がどのような場所で、どんな人たちの手を経ているのかを意識する機会は多くありません。海南・屯昌の畑で行われているこの収穫作業は、そうした距離感を少しだけ縮めてくれる場面でもあります。
畑で掘り起こされたコンニャク芋が、やがて加工され、さまざまな料理となって食卓に並ぶまでの道のりを想像してみると、一つの食材の向こう側にある季節の移ろいと人々の暮らしが浮かび上がってきます。
静かな達成感が広がる収穫シーズン
コンニャク畑に満ちるのは、にぎやかさだけではありません。作業の合間にふと交わされる会話や、積み上がったコンテナを眺める視線の先には、静かな達成感があります。豊作をともに喜び合いながらも、次のシーズンに向けて畑をどう整えるかという、先を見据えた思いも芽生えています。
国際ニュースとして伝えられるとき、こうした一つの地域の収穫風景は、数字や統計とは違う形で記憶に残ります。海南のコンニャク畑で続くリズミカルな収穫の一日を思い浮かべることは、食卓の向こう側に広がる世界をそっと意識するきっかけにもなりそうです。
Reference(s):
cgtn.com








