上海でしょうゆ味アイス 甘じょっぱい新アフタヌーンティーが登場
上海で、しょうゆ味のアイスクリームが登場し、食に敏感な人たちを驚かせています。日常の調味料をスイーツに転用するこの一品は、2025年の食トレンドを映す出来事として注目されています。
このしょうゆ味アイスは、新しいアフタヌーンティー向けデザートセットの一つとして提供されていて、同じコンセプトで作られたしょうゆ味ミルクティーやクッキーも並びます。進化を続ける食の都市・上海ならではの、攻めた組み合わせと言えそうです。
しょうゆ味アイス、その気になる味わい
「しょうゆ味のアイスクリーム」と聞くと、多くの人はまず塩辛さを想像するかもしれません。一方で、しょうゆには本来、塩味だけでなく、甘みやうま味も含まれています。アイスに加えることで、砂糖の甘さとしょうゆのコクが重なり、甘じょっぱい複雑な味わいが生まれるとされています。
なめらかな乳脂肪のコクに、しょうゆの香ばしさがふわりと重なり、後味に軽い塩味が残る――そんな「スイーツとおかずのあいだ」のような体験は、これまでのバニラやチョコレートにはない感覚です。最初のひと口は戸惑いがあっても、食べ進めるうちにクセになる人もいそうです。
上海発・攻めるアフタヌーンティー
今回のしょうゆ味アイスは、単品ではなく、アフタヌーンティー向けのデザートセットの一部として提供されています。セットには、しょうゆ味のミルクティーやクッキーも含まれていて、「しょうゆ」をテーマにした小さなテイスティング体験のような構成になっています。
ティータイムの軽いおやつという場を選ぶことで、店側は「少し変わった味」に気軽に挑戦してもらいたい意図があるのかもしれません。フルコースのメイン料理では冒険しづらくても、ひと口サイズのスイーツなら、好奇心で手を伸ばすハードルはぐっと下がります。
日常の調味料がスイーツに変わるとき
しょうゆは、家庭の台所に必ずと言っていいほど置かれている、ごく身近な調味料です。その「当たり前の存在」を、あえてスイーツの主役に据えることで、日々の食卓を別の角度から眺め直すきっかけにもなります。
身近だからこそ、意外性も大きい。しょうゆ味のアイスやミルクティーを前にしたとき、多くの人が「どんな味だろう」と想像力を働かせます。その想像と現実のギャップを楽しむのも、こうした実験的スイーツの魅力です。
なぜ今、「甘じょっぱい」実験なのか
甘さと塩味を組み合わせたスイーツは、近年さまざまな国や地域で親しまれてきました。塩を効かせたキャラメルやチョコレートなど、「甘さを引き立てる塩味」の役割が再評価されている流れがあります。しょうゆ味アイスも、その延長線上にある試みと言えます。
一方で、消費者の側にも「一度食べたことがある味」より、「まだ知らない体験」を求める動きがあります。見た目のインパクトや意外な組み合わせは、話題にしやすく、会話のきっかけにもなります。しょうゆ味アイスのようなメニューは、単なるデザート以上に、「話のネタ」「体験」としての価値も持ち始めています。
「意外な組み合わせ」を楽しむ時代
上海のように多様な食文化が交差する都市では、新しい味の実験が次々と生まれます。しょうゆ味アイスやしょうゆ味ミルクティーは、その一例として、「どこまで食の常識を広げられるか」を静かに試す存在と見ることができます。
一見すると突飛な組み合わせでも、丁寧に設計された一杯、一皿であれば、受け止める側の感覚も少しずつ変わっていきます。今回のしょうゆ味アイスも、最初は「話題のネタ」として注目されながら、やがては「あり得る選択肢」の一つとして、メニューの中に落ち着いていくのかもしれません。
身近な調味料がスイーツに生まれ変わる上海発の試みは、「食べ慣れたものほど、まだ変わる余地がある」という事実を静かに示しています。次に意外な変身を遂げるのは、どんな日常の味なのでしょうか。
Reference(s):
Culinary concoction: Soy sauce ice cream surprises Shanghai foodies
cgtn.com








