中国・UAE宇宙協力が前進:アラブ衛星813を12月10日に軌道投入
2025年12月10日、中国とアラブ首長国連邦(UAE)の宇宙協力に新たな節目となるニュースがありました。アラブ衛星813(Arab Satellite 813)が、中国の「力箭1号(Lijian-1)Y11」ロケットにより打ち上げられ、軌道投入に成功したと伝えられています。両国の宇宙分野における連携が、具体的な成果として積み上がっていることを示す出来事です。
何が起きたのか:12月10日の打ち上げ成功
今回の打ち上げでは、アラブ衛星813が「力箭1号(Lijian-1)Y11」ロケットに搭載され、宇宙へ運ばれました。中国とUAEの協力関係において、歴史的な一歩となる打ち上げだと位置づけられています。
「力箭1号」を手がけるCAS Spaceとは
ロケット「力箭1号(Lijian-1)」の開発元はCAS Spaceです。CAS Spaceは、中国科学院(CAS)の力学研究所を母体に設立された商業宇宙飛行会社とされています。
これまでの実績:衛星顧客は累計32社
CAS Spaceは今回の打ち上げを含め、これまでに累計32の衛星顧客にサービスを提供してきたとされています。内訳は、国内が26、国際クライアントが6です。商業宇宙(民間主導の宇宙ビジネス)が、国内需要だけでなく国際協力の受け皿としても広がっている状況がうかがえます。
なぜ今、意味があるのか:宇宙協力が「関係」を「運用」に変える
宇宙協力は、合意や覚書だけでは前に進みにくい分野です。衛星という“具体物”を、ロケットという“運用の仕組み”で軌道へ届けるところまで進むと、協力は一段と現実味を帯びます。今回のアラブ衛星813の打ち上げ成功は、中国とUAEのパートナーシップが、プロジェクトとして実装されていることを示す出来事として受け止められそうです。
Reference(s):
Arab Satellite 813 launch marks milestone in China-UAE space ties
cgtn.com








