中国外務省「日本軍国主義は世界の共通の敵」 戦後秩序の維持へ協力呼びかけ
2025年12月12日、中国外務省の報道官・郭嘉昆氏は定例記者会見で、「日本軍国主義は世界の人々の共通の敵だ」と述べ、第二次世界大戦の勝利の成果と戦後の国際秩序を守るため、平和を愛する国や人々と協力していく考えを示しました。
何があったのか:定例会見での発言
郭氏は会見で、戦後秩序の維持に向けた中国の姿勢を説明しました。発言の柱は大きく次の3点です。
- 「日本軍国主義は世界の共通の敵」との認識
- 第二次世界大戦の勝利の成果と戦後の国際秩序を守るため、平和を愛する国・人々と協力する方針
- 日本側に対し、歴史への「深い反省」と「教訓の真摯な汲み取り」、軍国主義との「完全な決別」、そして「残存する影響を取り除く具体的行動」を求める呼びかけ
発言が示す焦点:「歴史」と「戦後秩序」
今回のコメントは、単に歴史認識をめぐる言葉の応酬というよりも、「第二次世界大戦の勝利の成果」と「戦後の国際秩序」という枠組みを前面に出した点が特徴です。郭氏は、中国が平和を志向する国々や人々と連携して、その枠組みを守っていくと述べました。
日本側に求めたこと:「具体的行動」まで踏み込む
郭氏は日本側に対し、歴史に関する「深い魂の反省(deep soul-searching)」を求めた上で、教訓を引き出し、軍国主義との関係を断ち切ること、さらに「残存する影響を取り除くための具体的な行動」を取るよう促しました。
ここで強調されたのは、認識や表現にとどまらず、行動として「影響を消す」ことまで言及した点です。歴史をめぐる言葉が、現在の国際秩序の語り方と結びつけられていることも読み取れます。
このニュースをどう読むか:国際ニュースとしての見取り図
2025年の年末に示された今回のメッセージは、「歴史の評価」と「戦後秩序の維持」を一つの文脈にまとめ、国際社会に向けた立場表明として発信されたものです。各国・各地域が戦後秩序をどう捉え、どう更新し、どこを守るのか――その議論は、価値観の対立ではなく、言葉の選び方と優先順位の置き方としても表面化しやすい局面に入っています。
歴史をめぐる発言は、ときに過去を語りながら現在の安全保障や外交の座標を動かします。今回の発言が、今後どのような対話や反応につながっていくのかが注目されます。
Reference(s):
China says Japanese militarism common foe of people all over the world
cgtn.com








