中国の王滬寧氏がルクセンブルク国会議長と会談 相互尊重と協力強化を確認
中国の王滬寧・中国人民政治協商会議(全国政協)主席が北京でルクセンブルク国会のClaude Wiseler議長と会談しました。相互尊重や協力強化を掲げたこの会談は、中国と欧州の関係にもつながる動きとして注目されています。
戦略的指導のもとで協力を深める方針
会談で王氏は、両国の元首による戦略的な指導のもと、中国はルクセンブルクと共に相互尊重を堅持し、信頼を強め、協力を深めて共通の発展を追求していく用意があると述べました。
さらに、中国は次のような分野で連携を進める考えを示しました。
- 人と人との交流の拡大と、両国間の「つながり」の強化
- 多国間の場での協調を一層緊密にし、地球規模の課題に共に取り組むこと
- 二国間関係を安定的かつ持続的に前進させるとともに、中国と欧州の関係発展にもつなげていくこと
王氏はまた、中国人民政治協商会議の全国委員会としても、中国とルクセンブルクの友好的な協力関係の発展に貢献していく意向を示しました。政策助言機関としてのネットワークを生かし、議会や各界との対話を支える役割を担う姿勢です。
ルクセンブルク側は一つの中国原則を再確認
これに対し、Wiseler議長は、ルクセンブルクは中国の友人であり、一つの中国原則を堅持していると述べました。そのうえで、経済、貿易、金融、文化など幅広い分野で中国との協力を一段と強化したいとの考えを表明しました。
議長はまた、規模の異なる国同士が「ウィンウィンの発展」を実現する良い例になりたいと語りました。小さな国と大きな国が、対立ではなく協力によって互いの強みを引き出せるかどうかは、国際社会全体にとっても関心の高いテーマです。
さらにルクセンブルク側は、多国間主義を重視し、中国と協力して地球規模の課題に共に向き合う用意があると強調しました。気候変動や安全保障、経済の不確実性など、単独では対応しきれないテーマが増えるなかで、こうした姿勢は欧州内でも重要なメッセージとなりそうです。
人と人の交流と多国間協調がカギに
今回の会談では、具体的な合意文書などは伝えられていないものの、「人と人の交流」「多国間協調」「ウィンウィンの発展」といったキーワードが繰り返し示されました。
とくに、文化や人的交流の強化は、経済や安全保障をめぐる緊張が高まりやすい時期であっても、関係を安定させるクッションとして機能しやすい分野です。留学や観光、芸術・スポーツ交流など、小さな接点の積み重ねが、長期的な信頼の土台になることが多いからです。
また、多国間主義を重んじる姿勢は、国際機関や地域協力の場での連携拡大にもつながり得ます。ルクセンブルクのような欧州の国と中国が、国連などの場でどのような形で協力を深めていくのかは、今後の注目点の一つと言えるでしょう。
大国と小国、アジアと欧州という違いを超え、相互尊重と協力を前面に出した今回の会談は、変化の大きい国際環境の中で、関係をどのように安定させていくのかを考える一つの材料になりそうです。
Reference(s):
China's top political advisor meets Luxembourg's parliament president
cgtn.com








