中国の2025年穀物生産、過去最高714.88百万トンに到達
2025年の中国の穀物生産量が過去最高の714.88百万トンに達しました。国家統計局(NBS)が12月12日(金)に公表したデータによるもので、食料供給の安定と国際的な穀物市場への影響という点でも注目を集めています。
発表のポイント:生産量は前年比1.2%増
NBSによれば、2025年の総生産量は前年から1.2%増加しました。増加の背景には、作付面積と単収(単位面積当たりの収穫量)の双方が伸びたことがあります。
- 総生産量:714.88百万トン(過去最高)
- 前年比:1.2%増
- 作付面積:2025年に1億1900万ヘクタール超(6年連続で拡大)
- 単収:前年比1.1%増
なぜ増えた? 作付面積の拡大と単収改善が同時に進行
今回の「豊作」は、単に天候要因だけで説明されるものではなく、面積と生産性が同時に押し上げられた点が特徴です。NBSの魏峰華(Wei Fenghua)氏は、作付面積が安定的に増えている理由として、複数の施策を挙げています。
NBSが示した主な取り組み
- 耕地の保護と品質向上の強化
- 作付構造(植える作物の組み合わせ)の最適化
- 放棄された農地の再開墾(再利用)の推進
国内だけでなく、国際的な食料安全保障にも波及
魏氏は、2025年の豊作が農業・農村の現代化や「農村振興」を進めるうえでの土台になると説明しました。また、経済回復の動きを下支えし、高品質な発展の促進にもつながるとしています。
さらに、穀物の安定供給は、国際穀物市場の安定や世界の食料安全保障を支える要素にもなり得るとして、今回の増産が「前向きな貢献」を持つとの見方も示されました。
数字が示すもの:量の記録と、次の課題
2025年の記録的な生産量は、供給の安心感を高める一方で、耕地の質の維持、効率的な生産性向上、放棄地の再生といった取り組みを継続できるかが今後の焦点になりそうです。生産の「量」を伸ばしながら、持続性や効率をどう両立させるか——農業政策の次の論点として静かに注目されます。
Reference(s):
cgtn.com








