習近平氏の特使がトルクメニスタン「平和と信頼」国際フォーラムに出席
2025年12月、トルクメニスタンで開かれた「平和と信頼」をテーマにした国際フォーラムに、中国の習近平国家主席の特使が出席し、両国関係の今後に向けた協力メッセージを伝えました。中央アジアの外交の場で、何が話し合われ、どんな意味を持つのでしょうか。
何があった?アシガバートでの国際フォーラムに特使が参加
中国の習近平国家主席の特使である彭清華氏が、12月12日から13日にかけてトルクメニスタンの首都アシガバートを訪問し、「国際平和と信頼年」にちなんだハイレベル国際フォーラムに出席しました。訪問はトルクメニスタン側の招待によるものだとされています。
彭氏は中国の全国人民代表大会(NPC)常務委員会の副委員長も務めており、フォーラムの場で習近平国家主席の祝賀書簡をトルクメニスタン側に手渡しました。
会談相手は国会議長や主要政党のリーダー
発表によると、彭氏はトルクメニスタンの国民議会(メジリス)議長であるドゥニャゴゼル・グルマノワ氏と会談したほか、主要政党の指導者とも面会しました。
また、国家間のやり取りだけでなく、中国とトルクメニスタンの「人民間対話」にも参加したとされています。政府間の合意だけでなく、交流の層を厚くする姿勢を示した形です。
伝えられたメッセージ:党の会議方針と「共同の未来」
彭氏は、中国共産党第20期中央委員会第4回全体会議(四中全会)の指針や、祝賀書簡に示された考え方をトルクメニスタン側に紹介したとされています。
その上で、中国としては、両国トップが到達した重要な共通認識を十分に実行し、
- 戦略面での連携(戦略的アラインメント)の強化
- 各分野での実務協力(プラグマティック協力)の拡大
- 「中国—トルクメニスタン運命共同体(共同の未来)」の構築
を進める意思があると述べたとされています。
トルクメニスタン側の反応:「二国間関係を重視している証し」
トルクメニスタン側は、祝賀書簡の送付と特使派遣に謝意を示し、これらの動きは中国が二国間関係を非常に重視していることを示すものだと述べたとされています。
さらに、トルクメニスタン側は、中国の高品質な発展を機会として相互利益の協力を深めたい考えを示し、あわせて中国が提唱する4つのグローバル・イニシアチブの共同実施に言及しました。両国の人々への利益を広げながら、世界平和の維持にもつなげたいという趣旨だとされています。
「平和と信頼」を掲げる場で、外交は何を積み上げるのか
今回の訪問で目立つのは、フォーラム出席に加えて、国会や政党指導者との面会、人民間対話への参加といった、複数のレイヤーでの接点づくりです。会議の声明や書簡といった公式メッセージは短くても、面会や対話の積み重ねが、協力の具体像(どの分野で、どの枠組みで進めるのか)を形にしていくことがあります。
2025年12月のこのタイミングで示された「平和と信頼」という言葉が、今後どんな協力プロジェクトや人的交流の広がりにつながっていくのか。引き続き関連する発表が注目されます。
Reference(s):
Xi's special envoy attends Turkmenistan peace and trust forum
cgtn.com








