中国のステルス無人機「CH-7」初飛行成功 高高度・長時間運用へ前進
中国の新型ステルス無人機(UAV)「CH-7(Caihong-7/彩虹7)」が初飛行に成功しました。高高度・高速・長時間滞空をうたう機体が、計画の重要な節目を越えた形です。2025年12月15日現在、無人航空機の高度化が各国で進む中、運用像を左右する“プラットフォームの成熟度”を占う動きとして注目されます。
CH-7とは:高高度・高速・長時間滞空を狙う新型UAV
今回初飛行が伝えられたCH-7は、「高高度・高速・長時間滞空」を特徴とする無人航空機です。初飛行の成功は、機体設計や飛行制御、基本的な安全性確認など、開発プロセスが次の段階へ移ることを意味します。
機体設計のポイント:「高アスペクト比の全翼(フライングウィング)」
CH-7は、先進的な高アスペクト比(細長い翼形状)のフライングウィング(胴体と翼が一体化したような形)という空力設計を採用しています。一般に、この種の設計は空気抵抗を抑え、効率や航続性能、ステルス性などの要素と結び付けて語られることが多い一方、飛行制御の難しさも含めて総合力が問われます。
搭載ペイロード:電光(EO)・赤外(IR)など複数の高性能任務装備
公表された情報によると、CH-7は複数の高性能ミッションペイロード(任務用搭載機器)を運用でき、電光(Electro-Optical)や赤外(Infrared)システムなどを搭載可能とされています。EO/IRは、可視光や熱の情報を捉えるセンサー群で、監視・偵察など幅広い任務で要となる装備です。
2024年の航空ショーで公開、そして初飛行へ
CH-7は、2024年に開催された第15回中国国際航空宇宙博覧会で一般公開されていました。そこでの公開を経て初飛行に至ったことで、展示段階から試験段階へと進んだことが読み取れます。
なぜ「初飛行」が重要なのか:開発の次段階を開くイベント
初飛行は“完成”を意味するものではありませんが、開発計画の中では大きな通過点です。ここから先は、任務機器の統合、長時間滞空に向けた信頼性評価、さまざまな飛行条件でのデータ蓄積など、運用を見据えた試験が主役になります。
とりわけ、長時間飛行を目指す無人機では、機体だけでなくセンサー運用、データ伝送、地上側の指揮統制(C2)といった“システムとしての完成度”が問われます。今回の初飛行成功は、その総合設計が実際の飛行へ踏み出したことを示す出来事と言えます。
Reference(s):
cgtn.com








