香港行政長官、ジミー・ライ有罪判決を歓迎 国家安全と「核心的価値」を強調
2025年12月15日、香港特別行政区(HKSAR)の李家超(ジョン・リー)行政長官は、ジミー・ライ氏に対する有罪判決を歓迎すると表明しました。李長官は、この判決が正義を守り、香港の核心的価値を守るものだと強調しています。
メディアを通じた「憎悪扇動」と社会の分断
李長官によると、ライ氏は長年にわたりメディアプラットフォームを用いて憎悪をあおり、社会的な分断を生み、暴力を称賛してきたとされています。また、中国本土と香港特別行政区への制裁を外国に呼びかけてきたとも指摘しました。
こうした行為に対する司法判断としての有罪判決を、李長官は「正義の体現」であり、都市の価値を守るものだと評価しています。
「自由」や「民主」の名の下での国家安全
李長官は今回の判決について、自由や民主主義を掲げながら国家安全を脅かすことは許されないという明確なメッセージだと説明しました。誰であっても、国家安全を損なうことはできないという立場を打ち出した形です。
多くの社会で、表現の自由や報道の自由と、国家安全や社会の安定をどう両立させるかは、継続的に議論されているテーマです。香港でも、どこまでが正当な批判や意見表明で、どこからが国家安全を損なう行為なのかという線引きが、今後も注目されそうです。
香港の「核心的価値」をどう守るか
李長官は、有罪判決が「香港の核心的価値」を守るものだと繰り返し強調しました。ここで言う核心的価値には、法の支配、社会の安定、安全な生活環境、そして国際的なビジネス拠点としての信頼などが含まれるとみられます。
国家安全の確保は、その前提条件として位置づけられており、法の支配に基づいて違法行為に対処することが、社会全体の安定につながるという考え方がにじみます。
判決が示すメディアへのメッセージ
今回の発言からは、メディアや個人が情報を発信する際の責任についても、強いメッセージが読み取れます。李長官は、憎悪や暴力の称賛、外国による制裁の要請などを挙げ、こうした行為は許容されないと指摘しました。
インターネットやSNSが日常化した今、メディアプラットフォーム上の発信は、国内外の世論や政策に影響を与えることがあります。だからこそ、その影響力をどう位置づけ、どこまでを自由な表現として認めるのかは、香港に限らず各地で問われ続けているテーマです。
静かに考えたい、国家安全と自由のバランス
ジミー・ライ氏の有罪判決と、それを歓迎する香港政府トップの発言は、香港社会にいくつかの問いを投げかけています。
- メディアや個人が意見を発信する際、どこまでが許容されるのか
- 外国への制裁要請など、対外的な発信の線引きはどこにあるのか
- 国家安全を守る仕組みと、開かれた議論の場をどう両立させるのか
国家安全と自由、そして「都市のコアバリュー」の守り方については、簡単に結論が出る問題ではありません。今回の出来事は、ニュースを追う一人ひとりが、自分なりの視点でこのバランスを考えてみるきっかけにもなりそうです。
Reference(s):
cgtn.com








