中国本土の習近平国家主席は、未成年の成長を支えるため、学校・家庭・社会が連携する「協働の教育メカニズム」を整える重要性を強調しました。理想や価値観の形成から日々の行動習慣までを含め、より良い社会環境づくりを進める考えを示した形です。
「戦略的で基礎的な課題」と位置づけ
今回の発言は、未成年に関する課題についての「最近の指示(instruction)」の中で示されたものです。習主席は、未成年の健全な成長を支える取り組みを「戦略的かつ基礎的な課題」とし、関係者が力を合わせて、成長に適した健全な社会環境をつくるよう呼びかけました。
目指す人材像:徳・知・体・美・労の総合的な育成
指示では、道徳的基盤、知的能力、身体の健やかさ、美的感性、労働の技能を備えた若い世代を育てる必要性にも触れています。そうした人材が社会の発展に貢献し、現代化の推進に寄与することが期待されています。
北京のシンポジウムで共有、蔡奇氏が発言
この指示は、月曜日に北京で開かれた、未成年の知的・道徳的水準の向上をテーマとするシンポジウムで伝えられました。会合には中国共産党(CPC)中央政治局常務委員で、CPC中央書記処書記でもある蔡奇氏が出席し、演説しました。
家庭教育、文化サービス、ネット・リテラシー
蔡氏は、次の点を挙げて取り組みの強化を促しました。
- 家庭教育の強化
- 子ども向けの高品質な文化的プロダクトやサービスの継続的な提供
- 未成年のインターネット・リテラシー(ネットを安全に使いこなす力)の向上
メンタルヘルス支援と保護、非行防止
また、未成年向けのメンタルヘルス・サービス体制の整備を急ぐこと、未成年の保護の強化、少年非行の予防を進めることも求めました。シンポジウムは李書磊氏が議長を務めたとされています。
背景にある「協働」の考え方
学校教育だけでなく、家庭でのしつけや見守り、社会側の環境整備(文化サービスやネット空間、相談支援など)を組み合わせて進める発想は、未成年の課題が複合的になっていることを映すものでもあります。価値観の形成、生活習慣、心の健康、オンライン上の安全といった論点が、同じ枠組みで語られた点が今回の特徴と言えそうです。
(新華社の情報を含む)
Reference(s):
Xi calls for guiding minors to develop good moral qualities, habits
cgtn.com








