中国の王毅外相が2025年12月15日、ヨルダンの首都アンマンでアブドラ2世国王と会談し、今後10年を見据えた中国・ヨルダン戦略パートナーシップの計画・発展に向けて協力を深める考えを示しました。中東情勢が不安定さを増すなか、両国が「対話」と「実務協力」を軸に連携を確認した点が注目されます。
王毅外相「重要な共通認識を実行し、次の10年を設計」
発表によると、王毅外相は会談で、中国はヨルダンと意思疎通と協力を強化し、両国首脳が達した重要な共通認識を実行すると述べました。そのうえで、中国・ヨルダンの戦略パートナーシップを「今後10年」で計画し発展させていく方針を語ったとされます。
ヨルダンの地域的役割を評価、「安定化の力」と位置づけ
王毅外相は、アブドラ2世国王の指導のもとでヨルダンが中東における安定化の力として、地域の平和促進において原則と公平さを堅持し、独自で前向きな役割を果たしていると述べたとされています。
「グローバル・サウス」との連帯、小国・中堅国の利益を重視
会談の場で王毅外相は、中国は常にグローバル・サウスおよび小国・中堅国と共にあり、発展途上国の共通利益を断固として守ると表明したとされます。また、中国はヨルダンの発展と活性化において「最も信頼できる戦略パートナー」であり続けるとも述べました。
アブドラ2世国王「ハイレベル交流と実務協力を一段と」
これに対しアブドラ2世国王は、ヨルダンが中国との関係発展を重視しているとしたうえで、
- ハイレベル交流の強化
- 実務協力(現場レベルの協力)の拡大
- 国際・地域問題での意思疎通と調整の改善
を通じて連携を深め、特に中東を含む現在の不安定な世界情勢に共に対処していきたい考えを示したとされています。
中東情勢も協議、詳細な見解を共有
両者は会談で、中東の状況についても詳細に意見を交わしたとされています。具体的な合意内容は示されていませんが、「国際・地域問題での調整強化」が語られたことから、外交ルートでの継続的な対話が焦点になりそうです。
いま何がポイントか:『次の10年』を言語化する意味
今回の発言で特徴的なのは、協力強化を一般論として述べるだけでなく、「今後10年」という時間軸で戦略パートナーシップの発展を掲げた点です。短期の危機対応と並行して、中長期の枠組みづくりを進める姿勢が打ち出された形で、両国関係の継続性をどの分野で具体化していくのかが今後の関心点になります。
Reference(s):
Wang Yi calls for developing China-Jordan partnership for next decade
cgtn.com







