中国本土が新たな立体測量衛星「資源III 04」を打ち上げ、観測体制を強化
中国本土は2025年12月16日、山西省の太原衛星発射センターから新たな立体測量衛星を打ち上げました。地理空間データ(地形や土地の情報)をより高精細に集め、資源調査や国土計画などの分野で活用が進む見通しです。
太原から打ち上げ、予定軌道へ投入
打ち上げは火曜日(12月16日)に行われ、長征4Bロケットが「資源III 04(Ziyuan III 04)」衛星を北京時間11時17分に打ち上げました。衛星は予定された軌道に投入されたとされています。
「資源III」衛星群で観測を連携
今回の「資源III 04」は中国航天科技集団(CAST)の中国空間技術研究院が開発した衛星で、すでに軌道上にある「資源III 02」「資源III 03」とあわせ、衛星コンステレーション(複数衛星の連携運用)を構成して観測にあたります。
単独の衛星運用と比べ、観測機会の拡大や、データ取得の継続性・効率性が高まる点が注目されます。
立体測量カメラ、マルチスペクトル、レーザー高度計…複数ペイロード搭載
「資源III 04」には複数の観測装置(ペイロード)が搭載されており、立体測量カメラ、マルチスペクトルカメラ、レーザー高度計などが含まれます。これにより、高解像度の三次元画像を提供できるとされています。
どんな用途に使われるのか
発表内容によると、取得される幾何データ(位置・形状などを扱うデータ)は、次のような分野での応用が見込まれています。
- 地理情報資源の開発
- 自然資源の調査・監視
- 国土空間計画(土地利用や空間設計)
- 自然資源の監督・法執行
衛星データは、広域を同じ基準で継続観測できる点が強みです。地図づくりにとどまらず、資源の把握や監視、計画策定といった行政・運用の基盤として使われる場面が増えています。
長征ロケットは通算617回目の飛行任務
今回の打ち上げは、長征(Long March)キャリアロケットシリーズにとって通算617回目の飛行任務にあたるとされています。
Reference(s):
cgtn.com








