中国本土の宅配便、11月までに約1807億件 前年比14.9%増の勢い
2025年11月までに中国本土の宅配・速達サービスで取り扱われた荷物の数が約1807億件(英語発表値:180.74 billion parcels)に達し、前年同期比で14.9%増となりました。物流と消費の勢いを示すこの数字は、年末商戦を前にした中国本土経済の温度感を映し出しています。
要点:宅配取扱件数が2ケタ成長を維持
- 2025年1~11月の中国本土の宅配・速達取扱件数は約1807億件
- 前年同期比14.9%増と、2ケタ台の伸びを記録
- 公式データとして火曜日に公表された
何が起きたのか
中国本土の宅配・速達業界が、2025年も高い成長を続けています。公式データによると、2025年11月までに取り扱われた荷物は約1807億件に達し、前年の同じ時期と比べて14.9%増えました。
一般に、宅配・速達サービスはオンライン通販の商品配送だけでなく、ビジネス文書や小口貨物など幅広い荷物を扱います。1年間がまだ終わっていない段階で、すでに膨大な数の荷物が動いたことになります。
このスケールの大きさは、日常生活のあらゆる場面で物流サービスが利用されていることを印象づけます。都市部だけでなく、さまざまな地域で荷物のやりとりが活発になっている様子もうかがえます。
背景:宅配需要が伸びるときに起きていること
宅配・速達サービスの取扱件数が増えるとき、一般的には次のような変化が背景にあると考えられます。
- オンラインショッピングの広がりにより、日用品や家電製品などを宅配で購入する習慣が広がること
- 地方都市や農村部を含め、配送網が整備されてサービスにアクセスしやすくなること
- 配送のスピードや追跡機能など、利用者にとっての利便性が高まること
今回公表された中国本土の数字も、こうした流れと無関係ではないとみる見方があります。宅配サービスは、単に荷物を届けるだけでなく、企業の生産活動や個人の消費行動を支えるインフラとしての役割を担っています。
数字が示す中国本土経済の「足元」
宅配・速達の取扱件数は、消費と生産の動きを同時に反映する指標でもあります。企業が出荷する商品の量と、個人が受け取る荷物の両方が、一つの数字に集約されるからです。
2025年11月までに前年比14.9%増という2ケタ成長が続いていることは、少なくとも物流の面では高い稼働が保たれていることを意味します。今後、年末から春節(旧正月)にかけての需要が加われば、年間の最終的な取扱件数がどこまで伸びるのかに注目が集まりそうです。
これからどこを見るか
宅配・速達の件数が増えること自体は、物流需要の強さを示す一方で、次のような論点も生まれます。
- 配送員の労働環境や安全対策をどのように確保するか
- 段ボールや包装材の増加に伴う環境負荷をどう抑えるか
- 自動化やデジタル技術を通じて、効率とサービス品質をどのように両立させるか
中国本土では、今後も宅配・速達サービスが生活インフラとして重要な役割を担い続けるとみられます。今回の「180.74 billion parcels」という数字は、そのスケールの大きさを示すと同時に、これからの物流のあり方を静かに問いかけるデータでもあります。
Reference(s):
China's express delivery sector handles 180.74b parcels in 2025 as of November
cgtn.com








