中国本土報道官、日本の高市早苗首相の台湾問題発言を「誤り」と反論
2025年12月17日、中国本土の国務院台湾事務弁公室の朱鳳蓮報道官が、日本の高市早苗首相による台湾問題に関する発言について「誤った言及だ」として是正を求めました。台湾問題をめぐる言葉の応酬は、日中関係の空気感を映す温度計にもなり得るだけに、静かに注目が集まっています。
何があったのか(きょう12月17日の発表)
発表の骨子は、次のとおりです。
- 中国本土の朱鳳蓮報道官が水曜日(12月17日)にコメント
- 日本の高市早苗首相が参議院(質問の場)で「台湾問題は対話を通じ平和的に解決されるべきだ」と述べたとされる点が問われた
- 朱報道官は、台湾問題は「中国の内政」であり、解決は「中国の人々自身の問題」で「外部の干渉は許されない」と改めて主張
- 日本側に対し、「真剣に反省し誤りを正し、誤った発言を撤回すべきだ」と求めた
朱鳳蓮報道官の発言ポイント:「内政」「外部干渉なし」を再確認
朱報道官の説明は、台湾問題をめぐる中国本土側の基本的立場を繰り返し確認する内容でした。特に強調されたのは、「外部の干渉を認めない」という線引きです。
今回のやり取りは、政策の具体論というよりも、国際発信の場でどんな言葉を使うか、そしてその言葉が相手側にどう受け取られるか、という「表現のせめぎ合い」に近い側面があります。
日本側発言は「対話による平和的解決」—その言い回しが問われる構図
日本側の発言として示されたのは、「対話を通じて平和的に解決されるべきだ」という趣旨でした。一般論としては緊張の高まりを避けたい意図を含み得る一方で、中国本土側は今回、その枠組み自体を「内政」論で退けた形です。
ここで焦点になっているのは、平和や対話といった価値そのものの是非というよりも、「誰が関与し、誰が決めるのか」という主語の置き方だと言えます。
今後の見どころ:撤回要求への反応と、言葉の管理
朱報道官は「誤った発言の撤回」を求めました。今後の注目点は、次のようなところです。
- 日本側がどのように応答するか(説明・表現の調整・追加発言の有無)
- 外交当局間のやり取りが表に出るのか、静かな調整にとどまるのか
- 台湾海峡をめぐる論点が、国内政治の質疑の言い回しから国際問題の火種に広がるかどうか
「誤り」「撤回」といった強い言葉は、相手の発言を“無効化”する効果を持つ一方、次の対話の余白を狭めることもあります。年末に向けて各国の発信が増える時期だけに、言葉の選び方そのものがニュースになりやすい局面が続きそうです。
Reference(s):
cgtn.com








