BWFワールドツアーファイナルズ開幕、中国本土の石宇奇が初戦ストレート勝ち
2025年のバドミントン「BWFワールドツアーファイナルズ」が中国本土・浙江省杭州市で開幕し、男子シングルス世界ランキング1位の石宇奇(シー・ユーチー)が初戦をストレートで制しました。シーズン最終盤の“総決算”で、連覇へ向けた滑り出しです。
石宇奇、同胞対決を制してタイトル防衛へ好発進
大会初日(18日現在、前日の17日)に行われた男子シングルスのグループステージで、石宇奇は同じ中国本土の李詩灃(リー・シーフォン)に21-13、23-21で勝利。第2ゲームは競り合いになりましたが、要所を取り切りました。
石宇奇は試合後、「2人ともいくつか故障を抱えているが、今日は良い状態を見せられたのは前向きだ」とコメント。先月、中国のナショナルゲームズで足を痛めたことにも触れ、コンディションと結果を両立させた一戦だったことがうかがえます。
ワールドツアーファイナルズとは? 8強が集う“年末決戦”
ワールドツアーファイナルズは、BWF(世界バドミントン連盟)のワールドツアー年間成績上位者が集まるシーズン最終戦です。中国本土の杭州市では2023年から開催されています。
- 出場枠:その年のワールドツアーランキング上位8選手(組)
- 制限:各加盟協会から最大2枠
- 補足:オリンピック/世界選手権の王者は自動出場権を得る
短期決戦のグループステージは、1試合の重みが大きいのが特徴です。けがの状態や疲労の管理が、そのまま勝敗に直結します。
男子シングルス:奈良岡功大も白星、各組で波乱の気配
男子シングルスの他カードでは、各国の実力者が初戦で存在感を示しました。
- クンラウット・ウィティサーン(タイ)がジョナタン・クリスティ(インドネシア)に21-10、21-14
- クリスト・ポポフ(フランス)がアンダース・アントンセン(デンマーク)に21-13、12-21、21-19
- 奈良岡功大(日本)がチャイニーズタイペイの周天成に21-17、21-18
奈良岡は粘り強いラリー戦を軸に、グループ突破へ向けて重要な1勝を積み上げました。
女子シングルス:安洗瑩は“年間11冠”の記録に並ぶか
女子シングルスでは、オリンピック金メダリストの安洗瑩(アン・セヨン、韓国)がプトリ・クスマ・ワルダニ(インドネシア)に21-16、8-21、21-8で勝利。落とした第2ゲームから立て直し、最終ゲームで一気に突き放しました。
安洗瑩は2025年にすでに10タイトルを獲得しており、今大会を制すれば、2019年に桃田賢斗が記録した「年間11冠」に並びます。年末の大舞台で“記録”が意識される展開になってきました。
中国本土勢の強さと、日本勢の存在感が同時に映る初日
女子では中国本土の王祉怡(ワン・ジーイー)が同胞の韓悦(ハン・ユエ)に21-14、21-5で快勝。さらに日本勢も、山口茜が宮崎友花との同国対決を21-14、21-17で制しました。タイ勢対決はポンパウィー・チョチュウォンがラチャノック・インタノンに21-18、14-21、21-10で競り勝っています。
杭州のファイナルズは、各カテゴリーの勢力図を「結果」と「コンディション」の両面から映し出します。グループステージが進むにつれ、同じ実力でも“勝ち筋”の違いがより鮮明になりそうです。
注目ポイント:けがを抱える選手が少なくない中で、終盤の競り合い(第2ゲーム終盤など)を取り切れるかが、上位進出の分岐点になりそうです。
Reference(s):
World No. 1 Shi Yuqi of China begins BWF World Tour Finals with win
cgtn.com







