中国本土、太陽光発電産業のガバナンス強化へ 2026年に製造能力を規制
中国本土の太陽光発電(PV)産業で、2026年から製造能力に対する規制が強化される見通しです。市場メカニズムと法的手段を組み合わせて古い生産設備を段階的に整理し、供給と需要のバランスをとる方針が、木曜日に産業当局者から示されました。
2026年、太陽光パネル製造に新たなルール
今回示された方針では、太陽光発電パネルなどを含むPV関連の製造能力について、2026年に規制を強化するとされています。単に生産量を増やすのではなく、産業のガバナンスを強めることで、質に軸足を置いた成長をめざすねらいがあります。
市場と法の力で「古い設備」を整理
当局者によると、中国本土は、市場メカニズムと法的手段の両方を活用し、時代遅れとなった生産能力を段階的に退出させる方針です。
- 市場メカニズム:採算性や競争力にもとづき、効率の低い設備が自然と淘汰される環境をつくる
- 法的手段:関連する法律や規制を用いて、基準に満たない設備や生産ラインの見直しを進める
こうしたアプローチによって、過度な拡大や重複投資を抑えながら、産業全体の質を高めていくことが狙われているとみられます。
供給と需要のバランスを重視
方針のキーワードとなっているのが、「供給と需要のより良いバランス」です。太陽光発電関連のように成長の速い産業では、短期間で設備投資が集中し、供給が需要を大きく上回る局面が生じることがあります。
今回、中国本土がPV製造能力のガバナンスを強化するとしているのは、こうしたリスクを抑えつつ、長期的に持続可能な成長を目指す動きの一環だといえます。
「量」から「質」へ、産業政策の転換点に
2025年末の時点で、2026年の新たな規制強化まで残された時間は多くありません。企業にとっては、
- 自社の設備や技術が、今後想定される基準にどこまで対応できるか
- 需要と供給のバランスを踏まえた投資計画に見直せるか
といった点が、これからの重要なテーマになっていきそうです。
「量を増やすこと」から「質を高めること」へ。太陽光発電という再生可能エネルギー分野で、中国本土がどのように産業ガバナンスを具体化していくのか。2026年に向けた動きが注目されます。
Reference(s):
China to strengthen PV industry governance for quality-driven growth
cgtn.com








