CMG、2026春節ガラの「馬」公式マスコット4体を発表
2025年12月18日、中国メディアグループ(CMG)が「2026年春節ガラ(春晩)」の公式マスコットを発表しました。干支(えと)の「馬」を前面に出し、古代美術の意匠と“前へ進む”というメッセージを重ねた点が注目されています。
きょう公開:4頭のマスコット「チーチー、ジージー、チーチー、チョンチョン」
CMGが公開したのは、4頭の馬をモチーフにした公式マスコットです。テーマは「Galloping Steed, Onward Unstoppable(疾走する駿馬、止まらず前へ)」とされ、名称は「Qiqi、Jiji、Chichi、Chengcheng」と発表されています。
CMGは、馬が象徴する「自由な精神」や「力強さ」と「しなやかな動き」を重ね合わせ、躍動感のあるビジュアルに仕上げたとしています。
デザインの手がかりは“古代の馬”――西周・漢・唐の表現から着想
4体のうち3体は、中国の歴史に残る馬の造形表現から着想を得たといいます。具体的には、
- 西周(紀元前1046〜紀元前771年)
- 漢(紀元前202〜220年)
- 唐(618〜907年)
に見られる「馬の図像(アート上の馬の姿)」が参照されたと説明されています。古代の美意識を手がかりにしつつ、現代のイベントに接続する構成です。
4体目は“現存する真の野生馬”に基づく造形
残る1体は、プルジェワルスキーウマ(現存する、真に野生の馬として知られる種)をモデルにしたとされています。歴史美術由来の3体と並べることで、「文化遺産」と「新しい創造性」を同時に見せる狙いが読み取れます。
マスコット発表と同時に、春節ガラ関連の“文化創作”商品も公開
CMGはマスコットの公開に合わせ、「2026年春節ガラ」をテーマにした文化・クリエイティブ商品群も発表しました。内容としては、器(ボウル、皿)、春聯(しゅんれん/縁起の良い対句)、無形文化遺産の陶芸品、装飾品、ぬいぐるみ、スカーフ、初日カバーやポストカードセット、飲食関連などが挙げられています。
また、マスタークリエイターとの協業による共同ブランドのプロダクトラインも公開され、関連表現の広がりが示されています。
「馬」をどう読むか:伝統の引用と“前進”の物語
今回の発表は、単にキャラクターを用意するというよりも、春節という大きな節目に向けて「伝統を参照しながら、新しい表現へつなぐ」編集方針を見せる内容でした。古代の造形(西周・漢・唐)と野生馬(プルジェワルスキーウマ)という異なる参照点を、同じ“馬”のイメージの中で束ねた点は、文化の語り方としても興味深いところです。
今後の見どころ
- 4体のマスコットが番組演出やビジュアル展開にどう反映されるか
- 「伝統」と「革新」をどう同居させるか(デザインと言葉の整合性)
- 文化創作商品のラインアップが、どの層にどんな体験を提案するのか
春節ガラの“顔”を担うマスコットが先行して示されたことで、2026年に向けたムードづくりが一段進んだ形です。
Reference(s):
CMG gallops into Year of the Horse with Spring Festival Gala line
cgtn.com








