杭州BWFワールドツアーファイナル 中国本土勢が準決勝5枠を確保
中国本土・浙江省杭州市で開催中のBWF(世界バドミントン連盟)ワールドツアーファイナルで、開催国の選手たちが複数種目で準決勝進出を決め、合計5つの準決勝枠を確保しました。大会2日目となる木曜日までの結果を受け、男子シングルスでは石宇奇選手が4強入りを決めています。
開催地・杭州で存在感を示す中国本土勢
BWFワールドツアーファイナルは、その年のトップ選手が集うシーズン終盤の重要な国際大会です。今大会は中国本土・杭州市が舞台となっており、第2日目の試合を終えた時点で、中国本土勢が準決勝の席を5つ押さえる展開となりました。
ホームの観客の声援を受ける中国本土の選手たちは、グループステージから安定した戦いを続けており、会場の雰囲気も味方につけながら勝ち上がっています。
石宇奇、フルゲームの接戦制し4強入り
男子シングルスでは、世界ランキング1位でディフェンディングチャンピオンの石宇奇選手が、チャイニーズタイペイの35歳ベテラン、周天成選手との激戦を制しました。スコアは21−11、19−21、21−15。試合時間75分のタフな一戦でした。
この勝利により、石選手は男子シングルス・グループBで2連勝を飾り、準決勝進出を確定させました。対周選手の戦績は19試合中14勝となり、昨シーズン以降は負けなしの状態が続いています。
「林丹を除けば最高のフィジカル」相手を称えるコメント
試合後、石選手は周選手の対応力と身体能力を高く評価しました。
「第2ゲームでは相手が多くの変化をつけてきて、これまで見たことのないトリックもあり、集中力を保つのがとても難しかったです。35歳でこのレベルを維持している体力は本当にすごいと思います。林丹選手を除けば、周選手の身体的な才能は、自分が対戦した選手の中で最高かもしれません」と振り返りました。
勝者が相手の工夫と努力を素直に認めるコメントは、ハイレベルなライバル関係を象徴するものでもあります。
奈良岡功大が李詩峰を撃破、石との直接対決へ
同じグループBのもう一つの試合では、日本の奈良岡功大選手が、中国本土の李詩峰(Li Shifeng)選手を21−16、21−15のストレートで破りました。この結果、李選手の準決勝進出の望みは絶たれる形となりました。
グループステージ最終戦では、奈良岡選手が石選手と対戦します。すでに準決勝行きを決めている石選手に対し、奈良岡選手がどのようなゲームプランで挑むのか、そしてグループ最終順位がどう決まるのかが、注目のポイントとなります。
アジア男子シングルスの競争と、杭州大会の意味
石宇奇選手、周天成選手、奈良岡功大選手、李詩峰選手と、男子シングルス・グループBはアジアのトップ選手が顔をそろえる組み合わせとなりました。プレースタイルも年齢も異なる4人の対戦は、アジアの男子シングルスの層の厚さをあらためて印象づけています。
その中で中国本土勢が準決勝の枠を複数確保したことは、開催地・杭州にとっても大きな意味を持ちます。ホームでの声援を受ける選手たちのプレッシャーとモチベーション、その両方をどうコントロールするかが、勝敗を左右する局面も少なくありません。
一方で、日本やチャイニーズタイペイの選手たちも、グループステージから存在感を示しており、東アジア勢同士が凌ぎを削る構図が続いています。石選手と奈良岡選手の直接対決は、その縮図のような一戦と言えそうです。
今後の試合への視線
すでに準決勝の半分以上を中国本土勢が占める中、残る枠をめぐる争いも激しさを増しています。グループステージ最終戦とノックアウトステージでは、
- 石宇奇選手がホーム大会連覇に向けどこまで勝ち進むか
- 奈良岡功大選手が石選手との対戦でどのような戦い方を見せるか
- ベテランと若手が交差する中で、どのような新しいライバル関係が生まれるか
といった点が見どころになりそうです。
大会はまだ折り返し地点にあり、杭州のコートでは、トップ選手たちの試合を通じて、今シーズンの総決算と来シーズンへの予感が同時に描かれつつあります。
Reference(s):
Chinese shuttlers clinch five last-four spots at BWF World Tour Finals
cgtn.com








