中国外務省、核をめぐり日本に国際法尊重を要求 高官発言に反応
2025年12月19日、中国外務省の報道官は、日本の高官が「日本は核兵器を持つべきだ」と述べたとされる発言を受け、核問題で国際法や国際的な正義の「一線」を踏み越えないよう日本側に求めました。核をめぐる言葉が地域の緊張に直結しやすい中、発言の扱いと各国の受け止めが注目されています。
何があったのか:日本側の発言を受け、中国がコメント
中国外務省の郭嘉昆(グオ・ジアクン)報道官は19日の定例会見で、上記の日本の高官発言に言及し、日本に対して核問題で国際法を尊重するよう促しました。中国側は、核をめぐる動きが「国際的な正義」の基準に触れる問題だという立場を示しています。
中国側の主張:国際秩序や憲法順守を求める
郭報道官は、日本で核兵器をめぐる発言が出ている背景について、日本の「右派保守勢力」が軍事面での方向転換を進めているとの見方を示しました。その上で、日本に対し、国際法と日本国憲法にのっとった対応を求めたとしています。
会見で示された要求(中国側発表)
- 過去の歴史への深い反省
- 国際法および日本国憲法の順守
- 軍事拡大のための「口実」を探すことを止める
- 核をめぐり国際的な一線を試す行動を控える
「2025年は80周年」:歴史認識と安全保障が交差する場面
郭報道官は、2025年が「中国人民抗日戦争および世界反ファシズム戦争勝利80周年」に当たると述べ、歴史の節目にあたる年に核兵器をめぐる発言が出たことへの警戒感をにじませました。歴史認識は、外交メッセージの強さや言葉選びに影響しやすく、今回もその文脈が前面に出たかたちです。
今後の焦点:発言の位置づけと、対話の回路
今回のやり取りは、核をめぐる言葉が各国の不信を増幅し得る一方で、説明や対話の不足が誤解を広げるリスクも示しています。今後は、当該発言が日本国内でどのように位置づけられるのか、また近隣国との意思疎通がどのように保たれるのかが焦点になりそうです。
※中国側の発表内容として、中国メディア(新華社の報道を含む)に基づき整理しました。
Reference(s):
China urges Japan to respect international law on nuclear issues
cgtn.com








