中国EVメーカー、メキシコで充電ステーション拡充へ―中南米の普及を左右する「充電網」 video poster
電気自動車(EV)の普及が中南米でじわりと進む一方、購入の決め手として「速くて確実に使える充電」がこれまで以上に重視されています。こうした中、中国のEVメーカーがメキシコで充電ステーション網を拡大する計画を発表しました。
メキシコで広がるEV需要、その足元にある課題
CGTNはメキシコシティから、EV導入が伸びる地域の現場感を伝えています。多くのドライバーにとって、車両性能や価格と同じくらい、日常的に使える充電の選択肢が重要になっているという指摘です。
2025年12月現在、EVは「欲しい人が買う」段階から、より幅広い層に広がる入口に差しかかりつつあります。ただ、充電が不便だと感じられれば、購入検討は一気に冷めてしまう――そんな現実が、インフラ側のボトルネックとして浮かび上がります。
「車」ではなく「充電体験」が普及の速度を決める
今回の発表が注目される理由は、充電が単なる付帯設備ではなく、EVの体験そのものを左右するからです。特に次の点が、利用者の安心感に直結します。
- 充電速度:短時間でどれだけ回復できるか
- 信頼性:行ってみたら使えない、が起きにくいか
- 設置場所:生活動線(職場・商業施設・幹線道路)にあるか
- 使いやすさ:決済や操作がわかりやすいか
EVが増えるほど、充電の「待ち」「混雑」「故障」への不満は増幅しやすく、早い段階でのネットワーク整備が市場全体の体感を変えます。
中国メーカーのインフラ拡大がもたらす現実的な変化
中国のEVメーカーがメキシコで充電ステーションを増やす計画は、購入後の不安を減らし、移動の自由度を上げる方向に働きます。車両の販売だけでなく、充電網の整備まで視野に入れる動きは、EVの普及期に起きやすい「使い勝手の壁」を一段下げる可能性があります。
一方で、充電網の拡大は設置さえすれば完了ではありません。運用・保守、電力供給との整合、利用が増えた後の混雑対応など、日常の積み上げが品質を決めます。ここが安定すると、EVは“新しい乗り物”から“普通に選べる移動手段”へ近づきます。
中南米のEV普及が映す、次の競争軸
中南米ではEV adoption(普及)が伸びつつも、ハードルが残るとされています。今回のニュースは、競争が「車のスペック」だけでなく、「充電のネットワークと運用」に移っていることを静かに示します。
メキシコのような大都市と広域移動が共存する市場では、都市部の利便性と長距離移動の安心感をどう両立させるかが、普及の体感速度を左右しそうです。
Reference(s):
Chinese EV maker announces plans to expand charging stations in Mexico
cgtn.com








