香港・大埔の王福苑火災、支援基金は約40億香港ドルに 住民の再建支援へ
香港特別行政区(HKSAR)政府は、香港・大埔(タイポー)の住宅団地「王福苑(Wang Fuk Court)」で起きた大規模火災を受けて設けた支援基金が、2025年12月20日(土)時点で約40億香港ドル(約5.14億米ドル)に達したと発表しました。住まいの再建と、長期的で継続的な支援に充てるとしています。
支援基金「約40億香港ドル」—再建と長期支援に充当
HKSAR政府によると、この支援基金は被災した住民の住宅再建を後押しするほか、短期の一時支援にとどまらない「長期・継続的な支援」にも使われる方針です。火災の被害が生活基盤に直結するだけに、資金面の後ろ盾を明確にした格好です。
避難・仮住まいの現状:ホテル、ユース施設、移行住宅へ
住まいの確保は、当面の生活と今後の再建の両方に関わります。HKSAR政府は12月20日(土)朝の時点で、避難先の内訳を次のように示しました。
- ホテル滞在:581人(民政・青年事務局の調整)
- ユースホステル/キャンプ滞在:559人
- 移行住宅など:3,513人(房屋局が提供する移行住宅、香港房屋協会の住宅、屯門の暫定住宅用地を含む)
「どこで、どれくらいの期間暮らすのか」という問いは、支援の設計そのものにもつながります。ホテルや施設での滞在は即応性が高い一方、移行住宅は生活の見通しを立てやすい——同じ“住まいの支援”でも役割が異なる点が注目されます。
死者161人、DNA鑑定で身元確認が継続
HKSAR政府は、王福苑の大規模火災による死者が161人に達したと説明しました。全ての犠牲者の身元確認はDNA検査で進められており、現時点でも作業は続いているとしています。
被災者支援は、住居や資金だけでなく、身元確認や手続き、生活再建の時間軸に寄り添えるかどうかが問われます。今回、基金の積み増しと並行して、宿泊・住宅の受け皿を具体的に示したことは、支援の「いま」と「これから」を同時に動かす意図として受け止められそうです。
要点(いま分かっていること)
- 支援基金は約40億香港ドル(12月20日時点)
- 基金は住宅再建支援と長期の継続支援に使用予定
- 住民の滞在先:ホテル581人、ユース施設559人、移行住宅など3,513人
- 死者は161人、DNA鑑定による身元確認が進行中
Reference(s):
Support fund for Wang Fuk Court fire totals 4b HKD: HKSAR govt
cgtn.com








