北京・頤和園の十七孔橋、冬至の夕日がアーチを黄金に染める
北京の頤和園で冬至の時期、十七孔橋(Seventeen-Arch Bridge)のアーチに夕日の金色の光が差し込み、橋全体が静かに輝く光景が注目を集めました。北半球で一年で最も昼が短いこの節目に、数千人が湖畔に集い、毎年訪れる“その瞬間”を待ちました。
冬至の頤和園で起きる「光の通り道」
舞台は昆明湖に架かる、歴史ある十七孔橋。日が傾くにつれ、夕日の光が橋のレンガの上をゆっくりと流れ、やがてアーチの奥へと入り込みます。金色の光がそれぞれのアーチを満たしていく過程は、見ている側に「待つこと」そのものを求めるような時間です。
見どころは、2〜3時間かけて完成するグラデーション
この光景は一瞬のフラッシュではなく、少しずつ強まり、形を整えていくタイプの美しさだといいます。最初の光が差し始めてから、アーチの内側がしっかりと満たされるまで、全体で2〜3時間ほどかけて展開します。
- 橋の表面にこぼれ始める夕日の光
- アーチの内側に光が入り、色が濃くなる
- 金、黄土色、琥珀色の余韻がアーチの奥に残る
色の層が重なるように、金色、オーカー、アンバーといった暖色の残光がアーチの中に現れ、息をのむような瞬間になると描写されています。
最も短い日が、いちばん長く感じる時間になる
冬至は「夜がいちばん長い日」という暦の説明で語られがちですが、頤和園ではその日が、むしろ“光を見つめる時間”として体験されます。人々は橋が「静かに次の年の同じ瞬間を待つ」かのような気配を感じながら、日没までを共有しました。
夜は来る。でも、ここから少しずつ明るくなる
日が沈めば、もちろん夜になります。ただ冬至は、季節が折り返す地点でもあります。この日を境に、日々はわずかずつ長くなっていく――その事実が、昆明湖の冷たい空気の中でいっそうくっきりと実感される場面だったようです。
暗さは深まるけれど、ここから先は少しずつ明るい日が増えていく。
派手な演出ではなく、自然の角度と時間がつくる年に一度の光景。短い一日を、長い物語のように味わう人々の姿が印象的です。
Reference(s):
Beijing's iconic Summer Palace bridge glows on winter solstice
cgtn.com








