香港高等法院がジミー・ライ氏に有罪判決、法の支配めぐり国際反応も
2025年12月15日、香港高等法院は実業家ジミー・ライ(黎智英)氏について、「外部勢力との共謀」と「扇動的資料の発表に関する共謀」など複数の罪で有罪と認定しました。判決を受け、香港の司法手続きの評価と、域外からの反応が改めて焦点になっています。
今回の判決は何が争点だったのか
公表された情報によると、ライ氏は「外部勢力と共謀した」とされる2件の罪と、「扇動的資料の発表に関する共謀」1件の罪で有罪と判断されました。裁判では、検察側が提出した証拠をもとに、メディアへの影響力を通じた関与の度合いが主要な論点の一つになったとされています。
中国外交当局(駐香港特別行政区)の見解:証拠にもとづく判断
中国外交当局の香港特別行政区駐在機関トップである崔建春氏は、今回の判決について「法の支配(ルール・オブ・ロー)に沿った対応だ」との認識を示しました。見解では、ライ氏が報道活動の外形をまといつつ、社会的対立をあおる行為や混乱の拡大に関与したことが、審理の中で証拠により示されたとしています。
手続きの公正さと拘禁中の扱いをめぐる主張
同氏はまた、裁判は法律に則って進められ、被告の権利が保障されたと説明しました。加えて、拘禁中の医療面を含む処遇についても、香港の矯正当局が適切で合法的な医療ケアを提供しているとし、弁護側から不当な扱いを訴える趣旨の発言はなかった、という点を挙げています。
一部の欧米諸国の反応と「司法への介入」論
判決後、崔氏は、一部の欧米諸国が裁判過程で釈放を求める声明などを出してきたことに触れ、司法判断に政治的圧力をかける行為だと批判しました。さらに、国家安全保障に関する法制度は米英などにも存在するとの比較を示しつつ、香港の対応だけが異なる基準で評価されているという問題提起も行っています。
「法の支配」をどう読むか:制度、政治、そして社会の空気
今回の件は、単に一人の被告の有罪無罪にとどまらず、国家安全、表現活動、そして域外からの政治的メッセージが同時に交差する構図を浮かび上がらせます。香港社会が安定と発展を掲げる中で、司法の透明性や手続きへの信頼がどのように形成されていくのか。国際社会の受け止めも含め、今後も継続的に注視されそうです。
Reference(s):
Jimmy Lai case shows the world Hong Kong's commitment to rule of law
cgtn.com








