中国本土で進む「生態環境法典(エコロジカル環境コード)」の法制化が、年末に向けて一段進みました。2025年12月22日、改訂された草案が全国人民代表大会常務委員会(全人代常務委)の継続中の会議に提出され、新たな審議に入ったとされています。
いま何が起きたのか
今回のポイントは大きく2つです。
- 草案の「実効性(teeth)」を強める方向での見直しが進んだこと
- 野生生物に関するルールをより明確化する内容が示されたこと
いずれも、環境分野のルールを「書いてあるだけ」にしないための制度設計や、運用上の解釈のブレを小さくする狙いがあると受け止められます。
「生態環境法典」とは何を目指すのか
草案の名称が示す通り、テーマは生態系と環境を扱う包括的な法体系づくりです。複数の領域にまたがりがちな環境分野のルールを、より整理された形で提示し、政策や現場運用の基盤にしようとする動きとして注目されます。
野生生物ルールの「明確化」が持つ意味
野生生物の取り扱いは、保護・利用・管理の線引きや、関係する主体が多い点で、ルールの解像度が政策効果に直結しやすい分野です。今回「明確化」が打ち出されたことで、少なくとも立法過程の中で、より具体的で運用可能な整理を目指していることがうかがえます。
今後の焦点:審議の行方と、どこまで具体化されるか
改訂草案は、全人代常務委の会議で「新たな審議」に付された段階です。ここから先は、条文の表現や整合性、実務に落とし込めるかどうかといった観点で、調整が進むことになります。
環境政策は、気候・産業・都市運営・自然保護などと結びつくため、文章の小さな違いが現場の判断や執行に影響し得ます。今回の改訂がどの領域で「実効性」を高め、野生生物の扱いをどう整理していくのかが、次の注目点になりそうです。
一息でわかるポイント
- 2025年12月22日、改訂された「生態環境法典」草案が全人代常務委に提出
- 草案は「実効性の強化」と「野生生物ルールの明確化」を掲げる
- 今後の審議で、条文の具体化と運用可能性が焦点に
Reference(s):
China adds teeth to draft environmental code, clarifies wildlife rules
cgtn.com








