深圳の年末テック集会でHarmonyOSを披露、6とMate 80で成熟段階へ
2025年の年末を前に、中国本土・深圳で12月20日、HarmonyOS(ハーモニーオーエス)のエコシステム拡大と最新の技術成果を共有する式典が開かれました。スマホだけでなく複数デバイスを横断して動くOSを、開発者やパートナーを巻き込んで“育てていく”動きが、あらためて可視化された形です。
12月20日の深圳イベント、何が語られたのか
今回の年末の集まりは、ユーザー、開発者、エコシステムパートナー、公的な立場の人物らが一堂に会し、HarmonyOSの広がりと技術革新の到達点を確認する場として位置づけられました。主催はChina Media Groupで、焦点はHarmonyOSに当てられたとされています。
HarmonyOSとは:「分散型」で“複数端末を一つの体験”に近づけるOS
HarmonyOSは、相互につながるデバイスが増える時代を前提にした「全シナリオ分散型OS」と説明されています。スマートフォン、タブレット、ウェアラブル、スマートディスプレイなど幅広い機器を想定し、アプリ開発とデバイス開発の双方に向けて、統合された開発・提供の土台(ワンストップのプラットフォーム)を提供する、というのがイベントで強調されたポイントです。
この1年強のアップデート:HarmonyOS 5から6へ、Mate 80へ
式典で語られた「進展」は、数年の積み重ねの延長線上にあるものとして整理されました。本文情報から読み取れる流れは次の通りです。
- 2024年10月22日:HarmonyOS 5を正式リリース。中国本土で初とされる、技術スタック全体にわたる完全自社開発OSとして、重要技術分野でのブレークスルーを示したと位置づけ。
- (その約1年後):HarmonyOS 6の特別リリース。システム面・エコシステム面の双方で大きなアップグレードが導入されたと説明。
- 2025年11月25日:Huaweiの年次フラッグシップ「Mate 80」シリーズが登場。HarmonyOS 6を搭載し、エコシステムが“成熟へ向かう段階”に入ったことを示す出来事として語られた。
「OSの出来」だけでは決まらない:エコシステムを押し上げる参加者の厚み
今回の式典が象徴的だったのは、技術そのものの披露に加えて、エコシステムの成長を支える「多様な貢献者」を前面に出した点です。本文では、開発者、ビジネスパートナー、参加者の増加が、HarmonyOSをオープンでよりダイナミックなデジタル環境へと押し上げている、と描写されています。
OSは単体の製品というより、参加する人が増えるほど便利になり、便利になるほど参加が増える――その循環で強くなります。式典は、その循環を「認識し、称える」場でもあった、とまとめられます。
今後の見どころ(2026年に向けて)
2025年末時点のトピックとして、今後は次の論点が注目点になりそうです。
- アップグレードの継続性:HarmonyOS 6で示されたシステム/エコシステム両面の改善が、次の更新でどう積み上がるか。
- 「一つの体験」の磨き込み:スマホ、タブレット、ウェアラブル、スマートディスプレイの横断利用が、日常の操作としてどこまで自然になるか。
- 参加者の広がり:開発者・パートナー・参加者が増えるほど環境は厚くなるため、コミュニティの拡大がどこまで続くか。
年末の深圳での集まりは、HarmonyOSを「完成品」としてではなく、「参加者とともに成熟していく基盤」として見せた出来事でした。12月20日の場で共有されたアップデートの流れは、2026年に向けた次の一手を読むヒントにもなりそうです。
Reference(s):
cgtn.com








