中国本土の草原生態系が改善、14次五カ年計画の保護・回復強化で—当局
中国本土で草原の保護と回復を強化した結果、草原の生態系が全体として改善している――。国家林業草原局(NFGA)が、14次五カ年計画(2021〜2025年)期間の取り組みとして明らかにしました。
何が発表されたのか:14次五カ年計画(2021〜2025年)の総括に近い報告
NFGAによると、中国本土は14次五カ年計画の期間(2021〜2025年)に、草原の保護と回復に向けた取り組みを強化し、その結果、草原の生態学的な状況が「全体として改善」したといいます。
現在は2025年12月23日。14次五カ年計画が区切りを迎えるタイミングで、過去5年間の流れを示す発表として受け止められます。
「草原の生態系改善」とは何を指すのか(ニュースの読み解き)
発表文の範囲では、改善の具体的な指標や数値は示されていません。ただ、一般に草原の生態系を語る際は、次のような観点が焦点になりやすいです。
- 植生:草の生育状況、地表の覆われ方
- 土壌:土の流出(浸食)の抑制、水分保持
- 生物多様性:草原に依存する生きものの生息環境
- 気候との関係:乾燥・極端気象の影響を受けにくい状態づくり
今回のポイントは、「保護・回復の強化」→「生態系が全体として改善」という因果の枠組みが、当局によって明確に語られた点にあります。
なぜ今、草原なのか:土地利用・暮らし・環境の結節点
草原は、放牧や農牧業といった生活・産業と結びつきつつ、土壌や水、地域の生態バランスとも深く関わる環境基盤です。保護と回復は、短期の成果だけでなく、継続的な管理によって積み上がる性格を持ちます。
その意味で、五カ年計画という区切りで「改善」を示す発表は、政策の優先度や資源配分の方向性を読み解く材料にもなります。
この先の注目点:改善を“維持”するフェーズへ
NFGAの発表は、14次五カ年計画期(2021〜2025年)における改善を示すものです。一方で草原は、自然条件の変動も受けやすく、回復には時間がかかることもあります。今後は、改善傾向をどう定着させるのかが注目点になりそうです。
- 回復状況を継続的に把握する仕組みづくり
- 保護と利用(生業)を両立させる運用
- 長い時間軸での維持管理
草原の生態系は、数字だけでは捉えきれない「現場の変化」が積み重なっていく領域でもあります。次の計画期に向けて、どんな指標で、どんなペースで改善が語られていくのか。静かに追いかけたいテーマです。
Reference(s):
China's grassland ecology improves during 14th Five-Year Plan
cgtn.com








