中国本土で医療保険が「ほぼ全民」へ:2024年に13.3億人をカバー
中国本土で公的医療保険の加入がほぼ全国民規模に達し、医療へのアクセスを支える基盤として存在感を強めています。第14次五カ年計画(2021〜2025年)の期間を通じて公共サービスが拡充する中、医療保険の「カバー率の維持」が改めて注目されています。
何が示されたのか:医療保険が「ほぼ全人口」をカバー
公表された公式データによると、中国本土の基本医療保険(基礎的な公的医療保険)は、2024年時点で約13.3億人をカバーしました。全国のカバー率は2018年以降、およそ95%前後を維持しているとされています。
この数字が示すのは、制度の「新規拡大」というよりも、大規模な加入状態を継続し、必須の医療サービスへの入口を広く確保している点です。
数字で整理:今回のポイント
- 対象:基本医療保険(基礎的な公的医療保険)
- 加入規模:2024年に約13.3億人
- カバー率:2018年以降、全国で約95%前後を維持
- 位置づけ:第14次五カ年計画(2021〜2025年)期の公共サービス拡充の柱
なぜ今重要か:2025年末の節目と「維持」の難しさ
きょう(2025年12月24日)時点では、第14次五カ年計画は2025年の終盤にあります。制度の到達点を示すデータが注目されるのは、次の計画や政策議論に向けて「どこまで広がったか」だけでなく、どう安定的に運用できているかが焦点になりやすいからです。
カバー率が高水準で定着するほど、論点は次のように「量」から「運用」へ移ります。
- 加入の継続性:人の移動や就業形態の変化があっても、途切れにくい設計か
- 必須医療へのアクセス:制度の入口が広いことが、実際の受診のしやすさにつながっているか
- 持続可能性:大規模カバーを維持するための運営の安定性をどう確保するか
「ほぼ全民保険」がもたらす見取り図
医療保険がほぼ全人口を覆う状況は、家計にとっては医療費の見通しを立てやすくし、社会全体では医療へのアクセスの基盤を整える意味を持ちます。一方で、加入者が多いからこそ、制度設計や運用の小さな歪みが広く影響しやすいという側面もあります。
今回の数字は、「広く届く仕組み」を長期間にわたって維持しているという事実を示しました。2025年の節目を迎えるなかで、次に問われるのは、カバー率そのものだけではなく、利用者が必要なときに必要な医療につながれるか、その体感の部分かもしれません。
注:本文は、提示された断片情報(2024年の加入者数、2018年以降のカバー率、第14次五カ年計画期の拡充)に基づいて構成しています。
Reference(s):
Healthcare coverage at scale: Near-universal insurance in China
cgtn.com








