中国外務省、日本側の「核保有」発言に懸念表明「単発ではない」
2025年12月24日、中国外務省の報道官は定例記者会見で、日本の首相官邸の高官が「日本は核兵器を保有すべきだ」と主張したとされる発言について、「決して孤立した出来事ではない」と述べ、強い懸念を示しました。発言が持つシグナルの危険性を指摘した点が、今回の焦点です。
何があったのか:日本側高官の「核保有」発言をめぐり応酬
中国外務省によると、問題となっているのは、日本の首相官邸に属する高官が、日本は核兵器を保有すべきだと公に述べたとされる件です。
これに対し、中国外務省の林剣(リン・ジエン)報道官は会見で、当該発言は「単発の出来事ではない」とした上で、日本の高市早苗首相および日本の右派勢力の「一貫した誤った立場」を示すものだ、という見方を示しました。
中国外務省の見立て:「極めて危険なシグナル」
林報道官は、こうした言動が「極めて危険なシグナルを送る」と述べました。ポイントは、発言そのものの是非だけでなく、発言が周辺国の受け止めや地域の安全保障環境に与えうる影響を強調したことです。
背景として意識されるもの:発言が「政策論」に見える瞬間
核兵器をめぐる言及は、たとえ個人の見解として語られた形であっても、
- 政府中枢に近い立場から出たのか
- 継続的に語られている論点なのか
- 国内政治の文脈か、対外メッセージなのか
といった点によって、国外では「政策の方向性」として受け取られやすくなります。中国外務省が「孤立した出来事ではない」と表現したのは、まさにその受け止め方を前提にした発信だといえます。
いま注目される論点:言葉が先に立つリスク
安全保障の議論では、言葉が先に立つほど誤解や疑念が膨らみやすくなります。今回のやり取りは、具体的な政策決定の有無とは別に、発言の積み重ねが地域の緊張感を上げうる、という現実を浮かび上がらせました。
今後は、日本側の説明や追加発言の有無、中国外務省が同テーマへの言及をどの程度継続するかが、ニュースの見どころになりそうです。
Reference(s):
Beijing: Japanese official's nuclear remarks 'not isolated incident'
cgtn.com








