海南自由貿易港で広がる交流—インドネシア語教師・葉玲玲さんの教室から video poster
2025年12月24日現在、中国本土・海南島で進む「海南自由貿易港」を背景に、日常の教室から静かに国際交流を広げている人物がいます。2019年から海南を拠点にするインドネシア語教師、葉玲玲(イエ・リンリン)さんです。
「言語はその国を理解する鍵」—学びの入口をつくる仕事
葉さんは、言語を単なるコミュニケーション手段ではなく「国を理解する鍵」と捉えています。単語や文法だけでなく、挨拶の感覚、会話の間合い、文化の背景といった“言葉の外側”まで含めて伝えることが、学生の理解を深めるといいます。
教室での学びが進むほど、学生の関心は「テストで点を取る」から、「実際にその土地を見てみたい」へと移っていきます。葉さんが特にうれしい瞬間として挙げるのが、学生が自発的にインドネシアの暮らしや文化に質問を重ね、訪問への意欲を言葉にする場面です。
学生の「行ってみたい」が生まれる瞬間
葉さんは、自身の母文化を学生が“探索できる形”に整えることに喜びを感じています。たとえば授業では、文化の紹介を一方的に語るのではなく、学生の生活感覚と接続しながら理解を促します。
- 言い回しの違いが生まれる背景(敬意の示し方、距離感)
- 日常の話題(家族、食、行事)から入る会話練習
- 「なぜその表現になるのか」を一緒に考える問いかけ
こうした積み重ねが、学習者の中に「異文化は遠いものではない」という実感を育て、結果として旅行や交流への関心にもつながっていくようです。
海南自由貿易港がもたらす「これから」への期待
葉さんは、海南自由貿易港がもたらす将来の機会にも期待を寄せています。自由貿易港の取り組みが進むほど、人の往来やビジネス、教育交流の接点は増えやすくなります。語学教育はその土台として、相手を理解するための“準備”を支える役割を担います。
大きな政策や経済の話は、ニュースでは数字として語られがちです。しかし現場では、学習者の小さな好奇心や「訪れてみたい」という一言が、交流の入口になります。葉さんの教室は、その入口が日々生まれている場所の一つだと言えるでしょう。
ニュースの見どころ(ポイント整理)
- 海南に拠点を置くインドネシア語教師が、言語を通じて文化理解を後押し
- 学生の関心が「学習」から「訪問・交流」へと自然に広がっている
- 海南自由貿易港の進展が、今後の人的交流の機会を後押しする可能性
国際ニュースの大きな見出しの裏側で、こうした“生活のサイズ”の橋渡しが、次の交流を静かに形づくっていきます。
Reference(s):
Ye Lingling: A Cross-Cultural bridge builder in the free trade port
cgtn.com







