米ロサンゼルスで「ピンポン外交」54周年を記念、交流の原点を再確認
2025年12月、米ロサンゼルス郡で「ピンポン外交」54周年を祝う催しが開かれ、スポーツを起点にした中米交流の意味が、あらためて語られました。
ロサンゼルスで記念イベント、関係者が一堂に
月曜日、ロサンゼルス郡のパシフィック・パームズ・リゾートに、中国本土と米国から数百人が集まりました。参加者には、議員、外交関係者、そして世界チャンピオン経験者らが含まれ、「中米ピンポン外交」54周年を記念しました。
中国総領事「象徴的な瞬間」
在ロサンゼルス中国総領事の郭少春氏は、50年以上前の卓球を通じた交流を「中米関係における象徴的な瞬間」と表現しました。その遺産は「明るいたいまつ」として、中米友好の道を照らし続けているとも述べ、両国の人々が相互理解と交流を深めたいという願いを「明確かつ力強く示している」と語りました。
1971年の訪中経験者「次世代が“レガシー”を」
1971年の訪中団に参加した元米国卓球チャンピオン、コニー・スウィリス氏は、「ピンポン外交」の最大の意義は、米国と中国本土の間にコミュニケーションの扉を開いた点にあると振り返りました。そのうえで、若い世代の卓球選手に限らず「どんなスポーツでも」この“ピンポンの遺産”を引き継いでほしい、と期待を語りました。
五輪・パラ関係者「スポーツを超えた協力の入口に」
米国オリンピック・パラリンピック委員会(USOPC)で国際関係を担当するドラゴミール・チオロスラン氏は、この年次イベントで、「ピンポン外交」の影響はスポーツにとどまらず、両国の協力や交流の扉を開き、現在も二国間関係を形作り続けていると強調しました。さらに、人々がより調和のとれた世界を築くためのインスピレーションにもなっている、という見方を示しました。
参加した主な出席者
- 米連邦下院議員 ジュディ・メイ・チュー氏
- カリフォルニア州上院議員 マリア・ドゥラソ氏
- 国際卓球連盟(ITTF)会長 ペトラ・スルリング氏
- 全米卓球協会 CEO バージニア・ソン氏
「卓球」から始まる対話が、今も問うもの
今回の集まりで繰り返し語られたのは、「小さなラケット」から始まった接点が、やがて制度や組織、世代をまたぐ交流へと広がっていったという事実です。競技の勝敗とは別に、同じルールの下で向き合うスポーツの特性が、対話の入口になりうる——そんな視点が、2025年の年末にも静かに再確認された形です。
Reference(s):
Legacy of 'Ping-Pong diplomacy' highlighted at event in Los Angeles
cgtn.com








