王毅外相が中東歴訪を完了、2025年末に示した協力拡大とガザ停戦への姿勢 video poster
2025年12月、中国の王毅外相が中東歴訪を終え、エネルギー協力の強化と新興分野での連携、そしてガザの持続的停戦に向けた関与を改めて打ち出しました。年末を前に、地域外交と経済関係の「次の一手」を示した動きとして注目されます。
12月の中東歴訪――「2025年最後の海外訪問」で語ったこと
王毅外相は今月上旬に中東歴訪を終え、12月16日に記者団へコメントしました。発言では、中国が地域の近代化の取り組みにおいて「信頼できる、頼りになる友人でありパートナーであり続ける」との趣旨を述べ、協力の継続と拡大を強調しています。
協力の軸は「伝統分野」+「イノベーション主導の新興分野」
今回のメッセージで分かりやすいのは、協力の設計図が二層になっている点です。
- 伝統分野:石油・ガスなど、既存の強みがある領域で協力を固める
- 新興分野:イノベーション(技術革新)を軸に、これから伸びる領域で協力を深める
世界第2位の経済規模を持つ中国が、中東との経済的な結びつきを多角化させたい意図も示されました。エネルギーを「基盤」にしつつ、成長分野へ広げる——。この組み立ては、年末時点の外交言語としても読み取りやすい形です。
ガザ停戦と「パレスチナ問題」の包括的で公正な解決に言及
経済協力と並行して、王毅外相はガザ情勢をめぐり「持続的な停戦」に向けた「たゆまぬ努力」を続ける考えを示し、パレスチナ問題についても「早期の、包括的で、公正な解決」に触れました。
中東では安全保障や人道状況が経済・投資環境にも直結しやすく、外交メッセージが複数のテーマをまたぐのが特徴です。今回の発言も、協力と危機対応を同じフレームで語る構図が見て取れます。
2025年を振り返る:中国の中東外交は「頻繁で実り多い」
提供された情報によれば、2025年の中国の中東外交は「頻繁で実り多い」という二語で整理されています。具体的には、サウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)、エジプト、イラン、トルコ、カタール、ヨルダンなどと、ハイレベルで緊密な意思疎通を維持してきたとされています。
協議テーマは大きく次の3つです。
- 二国間関係の発展
- 中東のホットスポット(焦点)問題
- グローバル・ガバナンス(国際秩序の運営)の改革
年末時点で残る問い――「協力拡大」は何を安定させ、何を変えるのか
2025年末の段階で見えてくるのは、エネルギーと新興分野を両輪にした協力の設計、そして停戦・政治解決への関与を同時に語る姿勢です。今後は、こうした枠組みが各国との具体的な協議や地域の緊張緩和にどう接続していくのかが、静かに問われていくことになりそうです。
Reference(s):
Middle East 2025: Diplomacy, trade, exchanges shared with China
cgtn.com








