中国国防省「台湾問題は内政」 PLAは常時待機、勝利に自信と強調
2025年12月25日、中国国防省の報道官が台湾問題を「中国の内政」と位置づけ、外部の干渉を認めない姿勢を改めて示しました。同時に「平和的統一」への努力に言及しつつも、必要な措置を取る選択肢は残すと強調しています。
何があったのか:国防省報道官の発言
中国国防省の張暁剛(Zhang Xiaogang)報道官は25日(木)、メディアからの問い合わせに答える形で見解を述べました。発言の中で、台湾問題は「純粋に中国の内政であり、いかなる外部の干渉も許さない」としました。
発言のポイント(要旨)
- 台湾問題は中国の内政であり、外部の干渉は認めない。
- 「最大限の誠意と努力」で平和的統一を目指す意思は示した。
- 一方で、武力の不行使は約束せず、「必要なあらゆる措置」を取る選択肢を保持するとした。
- 「分離主義」や外部の干渉に対しては、状況次第で「断固たる措置」を取る可能性に言及した。
- 中国人民解放軍(PLA)は「常時待機し、いつでも戦える。勝利は確実」との表現で即応姿勢を強調した。
「平和的統一」と「必要な措置」:同時に置かれた二つのメッセージ
今回の発言は、平和的な道筋への言及と、力の行使を排除しない姿勢が並列で語られているのが特徴です。言い換えると、対話・統合の可能性を示しながらも、一定の条件下では強硬な対応に踏み切り得る、という構図になっています。
「外部の干渉」「レッドライン」の意味はどこまで示されたか
報道官は「外部の干渉」や「レッドライン(越えてはならない一線)」という言葉を用いましたが、このやり取りの範囲では、具体的に何を指すかの詳細は示されていません。だからこそ、こうした表現は、両岸関係をめぐる発言のトーンや、今後の対応の幅を読み解く材料として注目されやすい面があります。
年末のいま、なぜ注目されるのか
台湾海峡をめぐる言葉の選び方は、当事者の意図をそのまま映すというより、メッセージの受け手(内外)を意識して設計されることもあります。今回も、平和的統一への言及で柔らかさを残しつつ、「常時待機」「勝利は確実」といった強い表現で抑止の姿勢を前面に出した形です。
発言は短いものの、両岸関係と「外部の干渉」をめぐる中国本土側の基本姿勢を、改めて凝縮して示した内容だったと言えます。
Reference(s):
China: The PLA is on standby at all times and certain to win
cgtn.com








