貴州の侗族の村、年末の伝統菓子「糍粑」をライブ配信で全国へ
2025年12月26日、年末年始が近づく中国本土・貴州省の侗族の村では、昔ながらの方法で作る餅菓子「糍粑(シバ)」の香りが広がっています。注目されているのは、その季節の味が近年、山あいの村からオンラインへと販路を広げている点です。
「糍粑(シバ)」とは? 年末に立ちのぼる、手作りの香り
糍粑は、もち米やアワなどを材料にした、伝統的なもち菓子です。村では、代々受け継がれてきた手順で作られ、年の瀬の風物詩として親しまれてきました。
山の村から“画面の向こう”へ:ライブ配信が変えた売り方
近年、村人たちは手作りの糍粑を、ライブ配信やオンラインプラットフォームを通じて販売するようになりました。季節の名物がデジタルの力で「遠くまで届く特産品」へと姿を変えつつあります。
オンライン化で起きていること(整理)
- 糍粑の販売が、対面中心からオンラインへと拡大
- 短尺動画やライブ配信で、村の暮らしや民族の習慣、手仕事の技術も発信
- 商品だけでなく、背景にある文化や作り手の姿が「見える化」
行政が後押し:伝統文化×Eコマースの統合
地元当局は、伝統文化とEコマース(ネット販売)を組み合わせる取り組みを促しているといいます。住民が日常の営みや民族文化、手工芸の技を発信する流れは、無形文化遺産の継承に役立つだけでなく、地域の新たな収入源にもつながっているとされています。
“保存”と“収入”を同時に進める難しさも
一方で、伝統の魅力が広く届くほど、作り方や表現のしかたが「分かりやすさ」に寄っていく可能性もあります。手作りのリズムを守りながら、オンラインのスピード感とも付き合う——。糍粑をめぐる動きは、文化の継承と暮らしの安定を同時に目指す現場の試行錯誤を映しているようです。
Reference(s):
cgtn.com








