中国外務省、日本のサイバー分野の「危険な動き」に反対表明
中国外務省は12月26日、日本がサイバー分野で攻勢に転じる動きを見せているとして「危険な動き」だと反対を表明しました。憲法の平和主義と既存の国際ルール・秩序を、具体的な行動で守るよう日本に求めた形です。
何があった? 中国外務省が会見で言及
中国外務省の林剣(リン・ジエン)報道官は金曜日の定例記者会見で、日本の「サイバー攻勢への転換」に関する質問に答えました。林報道官は、中国として日本の動きに「断固反対する」と述べています。
中国側の主張:求めたのは「憲法順守」と「国際秩序」
林報道官は、日本に対し、平和主義を掲げる憲法を順守し、既存の国際ルールと秩序を具体的な行動で維持するよう強く促しました。サイバー空間は軍事・安全保障、経済活動、社会インフラにも直結するため、各国の発言がそのまま緊張の温度感を示しやすい領域です。
「主権・安全・発展の利益」を損なえば「厳正な対応」
さらに林報道官は、「日本のいかなる不適切な行為であれ、中国の主権、安全、発展の利益を損なうなら、中国の厳正な対応を招く」と述べました。具体的な措置の中身には触れていませんが、越えてはならない一線を明確にした発言だと言えます。
背景として見える“領域横断”の安全保障議論
今回の発言はサイバー分野が直接のテーマですが、12月25日には、日本の宇宙の軍事化に向けた動きについても、中国側が「極めて危険」との見解を示していました。サイバーと宇宙はいずれも、平時と有事の境界が曖昧になりやすい領域で、各国が政策シグナルを強めるほど誤解や疑心暗鬼が連鎖しやすいという難しさがあります。
いま注目されるポイント
- 言葉の強さ:「危険」「厳正な対応」といった表現は、外交メッセージとして踏み込んだ部類に入ります。
- “ルール”の強調:国際秩序やルールへの言及は、正当性の根拠を前面に出す狙いがにじみます。
- 次の動き:日本側の説明や、両国間の実務協議(安全保障・危機管理を含む)の行方が焦点になります。
サイバーは見えにくい領域だからこそ、公式発言のトーンが「何を恐れ、何を抑止したいのか」を映し出します。年末のこのタイミングでの応酬が、2026年に向けた両国の対話設計にどう影響するのか、静かに見極める局面が続きそうです。
Reference(s):
China voices opposition to Japan's dangerous moves in cyber field
cgtn.com








