中国本土、気象衛星「風雲4 03」打ち上げ 災害天候の短期予報を強化
中国本土が新たな気象衛星「風雲(Fengyun)4 03」を打ち上げ、台風や豪雨など災害に直結しやすい“短期の天気変化”をより細かく捉える体制を強めます。
何が起きた?――西昌から新型の気象衛星を打ち上げ
中国本土は土曜日、南西部・四川省の西昌衛星発射センターから新しい気象衛星を打ち上げました。長征3Bロケットが午前0時7分に発射され、衛星は予定の軌道に投入されたとされています。
- 打ち上げ場所:西昌衛星発射センター(四川省)
- ロケット:長征3B
- 衛星:風雲4 03
- 結果:予定軌道へ投入
「風雲4」シリーズの3機目、次世代の静止気象衛星網へ
風雲4 03は、上海航天技術研究院が開発した衛星で、「風雲4」シリーズとしては3機目にあたります。これまでに同シリーズは、2016年12月11日と2021年6月3日に衛星が打ち上げられており、今回はそれに続く追加機となります。
風雲4 03は、中国本土が進める「次世代の静止気象衛星(地球の同じ地域を継続観測しやすい軌道の衛星)」の重要な構成要素と位置づけられています。
どんな観測ができる?――台風・豪雨・宇宙天気に焦点
衛星には、地球のリモートセンシング(遠隔観測)機器が4種類、太陽観測機器が2種類搭載されています。主な狙いは、短期の気象予測ニーズへの対応です。
想定される主な用途
- 台風の監視と短期予報
- 集中豪雨など強い降水の監視と短期予報
- 宇宙天気(太陽活動などが通信・衛星運用に影響し得る現象)の予測
「点」から「網」へ――風雲衛星群で観測ネットワークを強化
風雲4 03は、すでに軌道上で運用されている他の風雲気象衛星と連携し、より包括的な気象観測ネットワークを形成するとされています。これにより、災害関連の気象現象について、監視・予測・詳細なサービス提供能力をさらに高めることが期待されています。
長征ロケットは621回目のミッションに
今回の打ち上げは、長征運搬ロケットシリーズにとって621回目の飛行ミッションにあたるとされています。運用実績が積み重なる一方で、災害気象のような「時間との勝負」の領域では、観測の厚みがそのまま予報・防災対応の選択肢を広げることにもつながります。
Reference(s):
China launches new satellite to enhance disaster weather forecasting
cgtn.com







