中国本土でデジタル消費が加速:2025年上半期9.37兆元、家計支出の46.5%に
中国本土で「デジタル消費」が家計の中心に入り込みつつあります。2025年上半期のデジタル消費は9.37兆元に達し、消費市場の重心がオンラインへ移る流れを数字が示しました。
何が起きた? まず押さえたい3つの数字
- 2025年上半期のデジタル消費:9.37兆元
- 家計消費支出に占める割合:46.5%
- 2025年6月時点のデジタル消費者:9億5800万人超(国内インターネット利用者の85.3%)
これらは、デジタル消費に関する報告書の内容として、中国インターネット情報センター(CNNIC)が公表したものです。
「デジタル消費」とは何を指すのか
デジタル消費は、オンラインを通じて行われる購買やサービス利用を幅広く含む概念です。代表的には、EC(ネット通販)、デジタル決済を伴う買い物、オンラインでの各種サービス利用などが想定されます。
なぜ今重要? 家計の“使い方”が見えやすくなってきた
2025年上半期の時点で、デジタル消費が家計消費支出の46.5%を占めたという点は、「オンラインは補助」ではなく「日常の標準」へ近づいていることを示唆します。特に、デジタル消費者が9億5800万人超とされ、利用者ベースが厚いことは、個別のサービスや企業の話を超えて、消費行動そのものの地殻変動として捉えられます。
市場に起きる変化:伸びる領域と問われる設計
デジタル化が進むと、消費市場では次のような変化が起こりやすくなります。
- 買い物の導線が短くなる:探す→比較→購入までが一気通貫になり、意思決定が早まります。
- データで需要が読まれやすくなる:在庫や物流、販促が「当てにいく」設計になりやすい一方、透明性や納得感も重要になります。
- サービス消費の比重が増す:モノだけでなく、オンライン上の体験・機能・利便性に支出が向かいやすくなります。
この先の注目点:数字の拡大が意味する“次の競争”
2025年の上半期時点でデジタル消費が大きな比率を占めたことで、今後は「オンライン化そのもの」よりも、品質、信頼、体験、継続利用といった細部の設計が競争軸になっていきそうです。規模が大きい市場ほど、小さな不便や不安が、利用の継続に影響しやすくなるためです。
消費者の数が増えるほど、同じ“デジタル”でも、使い方は一枚岩ではなくなります。どの層の、どんな日常にフィットする設計が伸びるのか。2025年後半から先は、その差が見えやすくなる局面かもしれません。
Reference(s):
cgtn.com








