CMG「Chinese Poetry Competition」第10シーズン開幕、古典詩がつなぐ10年
中国メディアグループ(CMG)制作の文化テレビ番組「Chinese Poetry Competition(中国詩詞大会)」が、2025年12月28日に第10シーズンをスタートしました。古典中国詩を軸にした同番組は、この10年で大きな全国視聴者層を築いたとされています。
何が起きた?――第10シーズンが12月28日に始動
CMGによる長寿文化番組「Chinese Poetry Competition」は、古典中国詩をテーマに据え、放送開始から10年が経ったタイミングで第10シーズンに入りました。年末(12月)という節目でのスタートは、日々のニュースが加速しやすい時期に、言葉を“ゆっくり味わう時間”を差し出す形にも見えます。
このニュースが示すもの――「古典」は懐古ではなく、共有のメディアになった
デジタル環境では、短い言葉が拡散し、長い文章が敬遠されがちです。それでも古典詩は、短い行数に季節感や情景、距離感まで折りたたみ、読む側の経験によって意味が少しずつ変わる“伸びしろ”があります。番組が10年続き、視聴者を広げてきたという事実は、古典が単なる教養ではなく、現代のコミュニケーションにもなり得ることを静かに示します。
「10年続く文化番組」が持つ重み
文化番組が長く続くには、視聴の習慣に入り込むだけでなく、時代の気分にも寄り添う必要があります。今回の第10シーズン開始は、次のような観点で注目されます。
- 継続性:10年という時間は、視聴者の世代交代や視聴スタイルの変化をまたいでいる
- 公共性:古典詩という共通の言語資源を、幅広い層が同じタイミングで共有できる
- 再解釈:同じ一首でも、社会の空気によって受け取られ方が変わる
いま、詩が刺さる理由――「短さ」と「余白」の両立
古典詩は短いからこそ、読み切れる一方で、余白が残ります。SNSの投稿のように短いのに、結論を言い切らない。だからこそ、見る側が自分の気持ちを重ねられる——そんなメディア特性が、2025年の情報環境にも噛み合っているのかもしれません。
これからの見どころは?――節目のシーズンに集まる視線
今回スタートした第10シーズンは、番組にとって“区切り”であると同時に、次の10年への“入口”でもあります。古典詩を題材にした番組がどのように視聴者との接点を更新していくのか。2025年の年末、あらためて注目が集まりそうです。
Reference(s):
A decade on, 'Chinese Poetry Competition' proves the power of verse
cgtn.com








