中国、地図作成衛星「天絵7号」を打ち上げ 2025年の長征4系最終ミッション
中国本土の酒泉衛星発射センターで12月30日(火)、地理情報の整備に使う新たな地図作成衛星「天絵7号(Tianhui-7)」の打ち上げが行われ、所定の軌道に投入されました。
何が起きた?――「天絵7号」を12:12に打ち上げ
発表によると、打ち上げは30日12時12分に実施され、長征4Bロケットが「天絵7号」を搭載して発射。衛星は予定された軌道へ到達しました。
「天絵7号」は何に使われるのか
「天絵7号」は中国航天科技集団(China Academy of Space Technology)が開発した衛星で、主な用途は次の通りとされています。
- 地理測量(地図作成)
- 国土資源の調査
- 科学実験
地図作成衛星は、防災・都市計画・インフラ管理など多様な分野の基礎データになり得るため、打ち上げの成否がそのまま運用計画の前提になります。
長征4Bとは――多様な軌道に対応する3段式
長征4Bは、上海航天技術研究院が開発した3段式の液体燃料ロケットです。単独の衛星打ち上げだけでなく、複数衛星を一度に投入するミッションにも対応できるとされています。
今回示された仕様では、太陽同期軌道(同じ地方時に地表を通過し、観測条件を揃えやすい軌道)で高度700kmの場合、最大2.5トンの打ち上げ能力があるとされています。
2025年の節目――長征4系は「年内最終」、通算622回目
この打ち上げは、長征4シリーズとして2025年最後のミッションにあたり、同シリーズは今年合計7回の打ち上げがいずれも成功したとされています。今回のフライトは、長征キャリアロケットシリーズ全体では通算622回目の飛行任務と位置づけられました。
観測・測量衛星は「宇宙開発」という大きな言葉の中でも、日々の行政・研究・産業の土台を支える領域です。年末の節目に、運用の積み上げを象徴する数字(年内最終、年間7回成功、通算622回)が並んだ点も、静かな注目ポイントと言えそうです。
Reference(s):
cgtn.com








