黄梅戯の姿勢ガイド:大人の男役と少年役、所作の差が生む説得力 video poster
黄梅戯(Huangmei Opera)の動きは、ほんの数センチの姿勢差で「人物像」が立ち上がります。とくに分かりやすいのが、大人の男役と少年役のポーズと歩き方の違いです。
大人の男役:少し沈み、へその下で手を収める
大人の男役は、全身をわずかにしゃがむように沈め、手はへその下あたりに置きます。これにより、輪郭がキュッと締まり、舞台上の立ち姿が「鋭く」見えるのがポイントです。
- 膝を軽く曲げる:沈みが出て、重心が安定します
- 手はへその下:視線が胴体に集まり、形がシャープに
- 全体は固めすぎない:沈みは“少し”が鍵です
少年役:大股で元気に歩き、腕を大きく振る
少年役は一転して、歩き方そのものがキャラクターを語ります。大きな歩幅で、腕を勢いよく振りながら歩くと、エネルギーと「溌剌さ」が前に出ます。動きが直線的になるほど、若さの勢いが伝わりやすくなります。
- ワイドな一歩:小さくまとまらず、空気を切る感じに
- 腕を振る:足と同じテンポで、体全体が生き生きします
- 表情と目線も前向きに:元気さが“歩き”から顔へつながります
仕上げは「声の遊び心」:無邪気さで可愛さが跳ね上がる
少年役は動きだけでなく、話し方に遊び心と無邪気さを少し足すと、可愛さが一段上がります。やりすぎると狙いが見えてしまうので、言葉尻や間合いに“ちょい足し”する感覚が合います。
同じ舞台でも、姿勢が変わると「物語の速度」が変わる
大人の男役の「沈み」と、少年役の「跳ねる歩き」。この対比は、同じ場面でも空気の密度やテンポを変えます。2025年の年末、短い時間で所作を見直したい人ほど、まずはこの二役の差から触ってみると、変化が掴みやすいはずです。
メモ:「少し沈む大人」対「大股で腕を振る少年」——この一文だけでも、稽古のチェック項目になります。
Reference(s):
cgtn.com








