中国本土・大理発「Dali Blue」:タイダイを“暮らしの美学”に変える青 video poster
中国本土・大理の湖と山に抱かれた風景が、そのまま「青」の発想源になっている──。伝統技法タイダイ(絞り染め)を、現代のライフスタイルとして提案するブランド「Dali Blue」が静かな注目を集めています。
風景が記憶する青:大理から生まれるインディゴ
Dali Blueの青は、自然由来のインディゴ染料から引き出される色合いだといいます。土地の空気感をすくい取るように、ひとつひとつの“青”が大理の環境のエッセンスを映し出す──そんなコンセプトが、ブランドの核になっています。
創業者・張含敏さんが選んだ「帰る」という決断
創業者の張含敏(Zhang Hanmin)さんは、白(バイ)族の出身。故郷に戻り、先祖代々の技であるタイダイを高め、次の形へとつなぐ道を選びました。彼女にとってそれは単なるビジネスではなく、受け継いだ手仕事を“今日の暮らし”に置き直すための取り組みでもあります。
「ブランド」以上に、「使命」としてのタイダイ
張さんが掲げるのは、伝統技法を過去の展示物にしないこと。タイダイを、現代の生活空間に自然に溶け込む美意識として再構成し、「ライフスタイルの審美」へと翻訳することがミッションだとされています。
服からホームテキスタイルまで──“日常で使う”ための品質設計
Dali Blueは、アパレルからホームテキスタイルまで、幅広いアイテムを高品質に仕立てることに力を入れているといいます。伝統工芸を「特別な日に眺めるもの」ではなく、「毎日触れるもの」として成立させる。その発想が、工芸と生活の距離を少しずつ縮めています。
2025年末のいま、なぜこの話が響くのか
大理の風景とインディゴの青、そして“帰郷”という選択が結びついたDali Blueの物語は、手仕事が現代に居場所を見つけるプロセスを静かに示します。伝統とは守るだけでなく、使われ続ける形に整えられて初めて、次の時間へ渡っていくのかもしれません。
Reference(s):
cgtn.com








