中国本土、実践29A・29B衛星を打ち上げ 宇宙目標探知の技術検証へ
中国本土は海南省沿岸の文昌航天発射場から、宇宙技術の検証を目的とする衛星2機を打ち上げました。2025年はロケット打ち上げ回数が増えており、年末時点での累計実績が注目されています。
何が起きたのか:文昌から2機同時に軌道投入
発表によると、水曜日の午前6時40分、長征7号を改良したロケットが実験衛星「実践29A」「実践29B」を搭載して発射され、衛星は所定の軌道に投入されました。
実践29A・29Bの役割:宇宙目標探知の新技術を検証
2機の衛星は、宇宙目標探知に関する新技術の検証試験に主に用いられるとされています。宇宙空間での「目標探知」は、衛星や物体を見つけたり追跡したりする技術の検証を指す文脈で語られることが多く、運用の精度や信頼性を高めるための試験が焦点になりそうです。
長征7号改とは:中型・高軌道向け、1回で1機または2機
今回のロケットは、中国航天科技集団(CASC)傘下の中国運載火箭技術研究院が開発したとされます。中型で高軌道向けの新世代キャリアロケットに位置づけられ、1回のミッションで単一衛星・2衛星のいずれにも対応できる能力を持つという説明です。
数字で見る2025年:打ち上げ73回、長征シリーズ通算623回
公表された情報では、2025年にCASC開発のロケットが完了した宇宙打ち上げミッションは73回で、2024年の51回から増加し、新記録になったといいます。今回の打ち上げは、長征キャリアロケットシリーズとしては通算623回目の飛行ミッションに当たるとされました。
このニュースの見どころ:年末の「積み上がった実績」が示すもの
- 技術検証の中身:宇宙目標探知に関する新技術を、どのような試験で確認していくのか。
- 2機同時打ち上げの運用:1回のミッションで複数衛星を送る設計思想が、今後どのように使われていくのか。
- 打ち上げ頻度の上昇:2025年に73回まで増えたというペースが、開発・製造・運用の体制にどんな変化を映しているのか。
年末の時点で「回数」という見えやすい指標が積み上がる一方、衛星が担う技術検証の成果は、少し遅れて輪郭が見えてくることもあります。今後の追加発表や運用状況が、静かな注目点になりそうです。
Reference(s):
China launches Shijian-29 satellites for space technology verification
cgtn.com








