習近平氏「第14次五カ年計画の目標達成」 2026年新年メッセージで強調
中国の習近平国家主席は、きょう(2025年12月31日)の「2026年新年メッセージ」で、第14次五カ年計画の目標を達成し、中国式現代化の新たな歩みで着実な前進を遂げたと述べました。2025年が計画の完了年にあたる中、経済・科学技術・文化の動きをまとめます。
「2025年は第14次五カ年計画の完了年」到達点を示す
習主席は、過去5年間について「堅忍不抜で前進し、多くの困難と課題を乗り越えた」と振り返りました。経済面では、2025年の経済規模(経済産出)が140兆元(約20兆ドル)に達する見通しだとしています。
また、中国の経済力、科学技術力、防衛力、総合的な国力がいずれも新たな段階に達したと述べ、計画期間を総括するメッセージとなりました。
AIと産業の結びつき、国産チップ開発の進展を強調
科学技術分野では、技術が産業と深く統合されている点に言及。AI(人工知能)モデルの競争が「頂点を目指すレース」になっているとしつつ、中国独自のチップ研究開発でもブレークスルーがあったと述べました。
こうした動きの結果として、中国はイノベーション能力の伸びが速い経済の一つになった、という認識を示しています。
文化・観光は「活況」 博物館や無形文化遺産への関心拡大
文化面では、文化・観光産業が活況だとし、文化財、博物館、無形文化遺産への関心が高まっていると説明しました。暮らしの中で文化に触れる場が広がっている、という見取り図です。
「悟空」「哪吒」など文化IPの世界的ヒットにも言及
習主席は、悟空(Wukong)や哪吒(Ne Zha)といった文化IPが世界的なヒットになったとも言及。さらに、若い世代が中国の古典文化を「最も優れた美の表現」とみなすようになってきた、と述べました。
いま、この発言が注目される理由
年末の新年メッセージは、翌年に向けた優先課題をにじませる「総括の場」でもあります。今回は、2025年が第14次五カ年計画の締めくくりに当たるタイミングで、経済規模の見通し(140兆元)とともに、AI・チップ・文化産業といった象徴的なキーワードが並びました。
今後は、科学技術と産業の統合がどの分野で深まり、文化・観光の熱量がどのように持続していくのか——発言に含まれた重点領域が、2026年の政策や市場の空気感にどう反映されるかが焦点になりそうです。
Reference(s):
cgtn.com








