北京・798芸術区で年越し、約13万人が2026カウントダウン video poster
2026年の幕開けを彩ったのは、北京の798芸術区(アートディストリクト)でした。大晦日のカウントダウンイベントには約13万人が来場し、音楽やダンス、無形文化遺産、マーケットなどが一体となった“創造的な年末”をつくり出したとされています。
何が起きた?――「アートで年を越す」大規模カウントダウン
会場となった798芸術区では、年越しに合わせた特別プログラムが展開され、来場者はアート空間を歩きながら、複数の企画を回遊するかたちで楽しめる構成でした。主催側は、この催しを「市内で最もクリエイティブな年末の祝祭」と位置づけています。
キーワードは「1+8+N」:会場設計の考え方
今回のイベントは「1つのフラッグシップ・ランドマーク+8つのテーマ会場+N個の多彩なアクティビティ」というコンセプトで構成されたとされます。ポイントは、ひとつの象徴的な場所(ランドマーク)を軸にしつつ、テーマ別の会場と小さな体験を重ねて、混雑の集中を避けながら滞在体験を厚くする発想にあります。
- 1:象徴的なランドマーク(集まる理由を明確に)
- 8:テーマ会場(興味の入口を複数用意)
- N:多彩なアクティビティ(回遊と偶然の出会いを増やす)
音楽・ダンス・無形文化遺産・マーケット…「年末」をほどく要素
プログラムは、いわゆるステージ鑑賞だけに寄らず、文化体験や買い物といった日常的な行為も織り交ぜた“複線型”だったのが特徴です。発表されている要素を整理すると、例えば次のような組み合わせになります。
- 音楽・ダンスなどのパフォーマンス
- 無形文化遺産(伝統技術や芸能などの文化要素)に触れる場
- マーケットを含む回遊型のにぎわい
- カウントダウンを核にした年越しの一体感
このニュースが示すもの:都市の「公共の夜」をどうデザインするか
年末年始のイベントは、単に人が集まるだけでなく、都市がどんな雰囲気を目指すのかがにじみます。今回の798芸術区の事例は、アート地区という場の特性を生かしながら、音楽・身体表現・伝統文化・マーケットを束ねて「祝う理由」を複数提示した点が目を引きます。
カウントダウンの高揚感は強い一方で、何に心を寄せて新年を迎えるのかは人それぞれです。大規模イベントが、鑑賞と体験、伝統と現代、集まることと歩き回ることをどう両立させるのか――2026年のはじまりに投げかけられた静かな問いでもあります。
(2026年1月1日 時点)
Reference(s):
A Spectacular Start: 130,000 Celebrate 2026 at the 798 Art District
cgtn.com








