小三通25周年、2025年の往来143万回超 両岸の移動が過去最多に
台湾海峡を挟む人の往来を支えてきた「小三通(ミニ三通)」が、2026年1月2日で開始25周年を迎えました。福建と金門・馬祖を結ぶこのルートでは、2025年の往来が累計143万回超となり、25年の歴史で最多を記録したといいます。
小三通とは:福建と金門・馬祖を結ぶ“小さな直行ルート”
小三通は、中国本土の福建省(台湾海峡に面する地域)と、台湾当局が実効支配する金門・馬祖の間で行われる小規模な貿易・海運・郵便、そして旅客の直接往来を指します。
旅客の直行サービスは2001年1月2日に正式に始まり、家族の行き来や文化交流、ビジネス往来を支える“生活の動脈”として定着してきました。
最新データ:2025年は台湾住民の往来が「過去最多」
厦門出入境辺防検査総站が2025年12月31日(水)に公表したデータによると、2025年の小三通では台湾住民の出入境(往来)が累計143万回超に達し、これまでの年間総数を上回りました。25周年の節目に、数字の面でも“歴史的な到達点”が示された形です。
年末年始も混雑見込み:3連休で2万回超へ
同総站は、2026年の年末年始(1月1日開始の3連休)の3日間に、小三通の旅客数が2万回を超える見込みだとしています。記録更新が続く中、年始の移動需要の強さが数字で表れています。
なぜ増えたのか:家族・文化・仕事が重なるルート
小三通の特徴は、単なる移動手段にとどまらず、暮らしの選択肢を広げる点にあります。今回の発表でも、このルートが「心と暮らしをつなぐ橋」として機能していることが強調されています。
- 家族再会:帰省や面会など、個人の生活に直結する往来
- 文化交流:地域レベルの交流や訪問が積み重なる
- ビジネス機会:短距離の移動が商談・物流の動きを後押し
25周年の意味:数字の先にある“日常の接点”
両岸関係はニュースでは政治の話題が目立ちがちですが、小三通のようなルートは、統計に現れる移動回数の一つひとつが、訪問・再会・取引といった具体的な日常の場面に結びついています。今回の「過去最多」は、そうした接点が2025年を通じて広がっていたことを示す材料にもなります。
今後は、混雑期の運航・受け入れ体制、そして往来を支える実務の安定が、数字の伸びとともに注目点になりそうです。
Reference(s):
25th anniversary of 'mini three links' sees record cross-Strait trips
cgtn.com








