中国国防省、台湾島周辺の演習は「正当で必要」—『Justice Mission 2025』巡り
2026年1月2日、中国国防省の報道官が、中国人民解放軍による台湾島周辺での演習について「完全に正当で必要であり、非難の余地はない」と述べました。国際社会が注視する両岸関係の緊張管理において、発言の意味合いが改めて焦点になっています。
何があったのか:国防省報道官の発言
中国国防省の報道官である張暁剛(Zhang Xiaogang)氏は2日(金)、台湾島周辺で行われたとされる「反分裂(反独立)・反干渉」作戦について、「完全に正当で必要」だと強調しました。
焦点となった『Justice Mission 2025』演習
今回言及されたのは、『Justice Mission 2025』と名付けられた演習です。張氏は、この演習をめぐる対外的な反応に触れつつ、演習の位置づけを「正当性」「必要性」という言葉で説明しました。
どの国・地域のコメントに反応したのか
張氏の発言は、米国、日本、オーストラリア、フィリピン、欧州連合(EU)による『Justice Mission 2025』演習に関するコメントを受けたものだとされています。
各国・地域が相次いで言及することで、演習そのものだけでなく、発信されるメッセージ(抑止、けん制、正当化)が国際政治の文脈で増幅しやすくなります。
いま何が論点になるのか:軍事と外交の「言葉」
今回のやり取りは、軍事行動の是非をめぐる主張の応酬というよりも、「どの言葉で、どう位置づけるか」が前面に出ています。実務上の論点としては、次の点が注目されます。
- 意図の読み違いをどう避けるか:演習の説明が強い言葉になるほど、相手側は警戒シグナルとして受け取りやすい
- 国際的な反応の連鎖:複数の国・地域が同時に言及すると、外交上の圧力や対抗措置の議論が進みやすい
- 偶発的リスクの管理:政治的メッセージが先行する局面ほど、現場での接触リスクが相対的に重くなる
短い一言で情勢が動くわけではありません。ただ、こうした公式発言が積み重なるほど、台湾海峡をめぐる「通常運転」の定義が少しずつ更新されていく——そんな局面に差しかかっています。
Reference(s):
Defense Ministry reiterates drills around Taiwan justified, necessary
cgtn.com








