習近平主席の2026年新年メッセージ、海外識者が「世界を励ます」と評価
中国の習近平国家主席が発表した「2026年新年メッセージ」をめぐり、海外の専門家や学者から「鼓舞される」「前向きな展望を示した」との評価が相次いでいます。単なる一年の総括にとどまらず、2026年以降を見据えた“これからの設計図”として受け止められている点が、今回の注目ポイントです。
「年次報告」ではなく、未来に向けた羅針盤という見方
複数の識者が共通して強調したのは、メッセージが過去の成果の列挙よりも、今後の方向性を示す内容だったという点です。中国の活力や発展、そして国際社会における責任ある役割を映し出した、と評されています。
フランスの学者「中国は前進している、楽観に満ちた演説」
フランスの学者カミーユ・サリ氏は、習主席が「中国は前進している」ことを強調したと受け止め、「楽観に満ちた演説」だったと述べました。
サリ氏は中国本土での経験にも触れ、中国の発展を示す具体例として、都市プロジェクトの急速な進展を挙げています。生活者の目線に近い“都市の変化”を通じて、国の勢いを読み取った形です。
研究者モク氏「体系的な実行能力を示す“報告”」
中国とグローバル化センター(Center for China and Globalization)のシニア・リサーチフェローであるアンディ・モク氏は、今回のメッセージを「体系的な実行能力を示す報告」と表現しました。
モク氏の分析では、メッセージは2026年、そしてそれ以降のさらなる成果に向けた土台を築くものだと位置づけられています。
ロシア側からの視点:14次五カ年計画の節目と“質”の重視
ロシア連邦の連邦院(Federation Council)外交委員会の第一副委員長アンドレイ・デニソフ氏は、14次五カ年計画(2021〜2025年)の期間を踏まえ、中国が世界有数の経済の一角としての位置づけをより確かなものにし、相互に結びつく国際システムを形づくる主要な力になってきたと述べました。
同時にデニソフ氏は、習主席と中国政府が繰り返し強調してきた点として「経済発展の“量”ではなく“質”を優先する」姿勢を挙げています。成長のスピードだけでなく、その中身をどう設計するか——という論点が、対外的にも注目されていることがうかがえます。
「改革の道」は国内の暮らしと、国際社会へのメッセージにも
ロシア連邦のテレビチャンネル「Big Asia」の編集長兼ディレクター・ジェネラル、アレクサンダー・レベデフ氏は、中国が改革の道を堅持している点を評価しました。それは近代化の推進や人々の暮らしの改善に関わるだけでなく、「より良い未来をどう築くか」を世界に示す意味も持つ、と語っています。
いま読み解くポイント:なぜ“前向き”が共有されたのか
今回の反応をつなぐキーワードは、次の3点に整理できます。
- 中国が「前進している」という動きの描写(都市プロジェクトなど、具体例を伴う受け止め)
- 政策の“実行能力”への注目(計画を実装する力としての評価)
- 経済の「質」や改革を軸にした中長期の方向性(2026年以降の見通し)
新年のメッセージは短い形式であっても、国内向けの節目であると同時に、国際社会がその国の“次の一手”を読み取る材料にもなります。2026年のスタート地点で、どの部分が強調され、どのように受け止められたのか——この温度感自体が、ニュースとしての意味を持ちそうです。
Reference(s):
Global scholars: Xi's New Year message inspires nation and the world
cgtn.com








