張可欣がカルガリーW杯ハーフパイプ銀、五輪へ弾み
カナダ・カルガリーで行われたFISフリースキー・ワールドカップの女子ハーフパイプで、中国の張可欣(ジャン・カーシン)が銀メダルを獲得しました。2026年ミラノ・コルティナ冬季五輪を目前に控える今季、ケガの影響で準備が難しかった中での結果は、存在感を強く印象づける一戦になりました。
決勝は「1本目の84.20」が決め手に
張は決勝で後半組の3番目に登場。1本目から安定した滑りで84.20点を出し、その時点で2位につけました。2本目は得点を伸ばせなかったものの、1本目のスコアが生きて銀メダルを確保しています。
李芳慧は予選首位から一転、4位に
チームメートの李芳慧(リー・ファンフイ)は予選でランキング首位に立ち、勢いそのままに表彰台が期待されました。しかし決勝1本目は終盤でミスが出て26.40点と大きく出遅れます。
2本目は空中での高さ(振り幅)も大きく、難度とグラブ(板をつかむ動作)の質もそろえた内容で82.80点まで巻き返しました。ただ、着地からフィニッシュにかけてわずかな乱れが響き、結果は4位。紙一重で表彰台を逃しました。
中国勢は3人が決勝へ、総合力も見えた一戦
今大会は予選で中国選手4人中3人が決勝に進出。上位争いだけでなく、層の厚さも示しました。決勝の主な結果は次の通りです。
- 金:インドラ・ブラウン(オーストラリア)85.20点
- 銀:張可欣(中国)84.20点
- 4位:李芳慧(中国)82.80点
- 7位:劉依珊(リウ・イーシャン)
また、五輪王者の谷愛凌(グー・アイリン)はトレーニングの都合で今大会には出場しませんでした。
「五輪前」だからこそ見える、1本の重み
ハーフパイプは、わずかな着地の乱れやスピードロスが得点に直結しやすい種目です。今回の決勝も、張は1本目で確実にまとめてメダルをつかみ、李は2本目で大きく戻しながらも最後の整い方で差がつきました。
2026年ミラノ・コルティナ冬季五輪が近づく中、各選手が「完成度」と「攻め」のバランスをどこに置くのか。カルガリーでの滑走は、その調整が最終局面に入っていることを静かに伝える内容でした。
Reference(s):
cgtn.com








