中国の第15次五カ年計画、長江経済ベルトを成長エンジンに
2026年に始まる中国の第15次五カ年計画(2026〜2030年)で、地域の連携を深める「地域協調発展」が改めて重視され、長江経済ベルトの高品質発展が成長戦略の柱として位置づけられています。
「地域協調発展」を押し出す第15次五カ年計画(2026〜2030年)
中国の新たな計画期間(2026〜2030年)では、地域ごとの強みを生かしながら全体としての成長を底上げする、地域の「連携」に焦点が当たっています。その中でも、長江経済ベルトの発展は優先事項の一つとして挙げられています。
長江経済ベルトとは:経済規模の大きさと産業集積
長江経済ベルトは、中国の総経済規模の約半分を占めるとされる重要な経済回廊です。情報として示されている特徴は、次の通りです。
- 中国で最もダイナミックな都市クラスターを抱える
- 最も発達した産業システムが集積する
- 成長の牽引役であると同時に、新しい発展モデルの「実験場」と期待されている
2026年1月5日:発展の方向性を象徴する「10年」の節目
2026年1月5日は、習近平国家主席が長江経済ベルトの発展をテーマに初めて開いたシンポジウムから10周年にあたります。この記事で提供された情報では、この出来事が、長江沿いの発展アプローチを再構築するうえでの転機として広く認識されてきた、とされています。
焦点は「生態系保護」と「革新主導の成長」をどう両立するか
今回の計画期間で長江経済ベルトに託される役割は、単なる生産・投資の拡大にとどまりません。生態系の保護と、イノベーション(革新)を軸にした成長をどう両立させるか――そのモデルづくりの中核的なテストの場になる、という見立てが示されています。
経済規模が大きい地域ほど、環境と成長のバランスは政策の手触りが問われやすくなります。成長エンジンでありながら「調整役」も求められる点が、長江経済ベルトの存在感をいっそう強めていると言えそうです。
Reference(s):
Yangtze River Economic Belt to drive growth during 15th Five-Year Plan
cgtn.com








