周冠宇、キャデラックF1のリザーブ就任 2026年デビューへ準備加速
2026年に初参戦するキャデラックF1が、開幕前から体制づくりを一段進めました。中国本土出身の周冠宇(ジョウ・グァンユー)選手(26)が、キャデラックのリザーブドライバー(控えドライバー)に決まったと、現地時間1月5日に確認されています。
キャデラックF1、2026年初参戦に向けて布陣
アメリカ支援の新チームとして2026年シーズンにF1へ参戦予定のキャデラックは、レギュラードライバーにセルジオ・ペレス選手とバルテリ・ボッタス選手を据え、周選手をリザーブとして迎える形になります。
また、コルトン・ハータ選手がテストドライバーに指名され、キャンペーン中もフォーミュラ2での参戦を継続するとされています。
「リザーブドライバー」とは? 役割は意外と広い
リザーブドライバーは、レース週末に急な欠場が出た場合の代役にとどまらず、チーム運営のさまざまな場面に関わることがあります。一般に、次のような仕事が含まれます。
- シミュレーター作業によるセットアップ検討
- テストや開発への協力
- ドライバー交代が必要な場合の即応
新規参戦チームにとっては、走行データや手順が固まっていない時期ほど「すぐに乗れて、すぐにフィードバックできる人材」の価値が上がります。
ボッタスとの“再会”——アルファロメオ/ザウバー時代の経験
周選手は2022年から2024年まで、アルファロメオ(後継のザウバーを含む)で3シーズンを戦い、その間ボッタス選手と同僚でした。すでに一度、同じチーム内での開発やレース運用を経験している関係性は、新チームの立ち上げ局面でコミュニケーション面の助けになる可能性があります。
周冠宇の足跡:2022年に「中国本土初のF1ドライバー」
周選手は2022年に中国本土初のF1ドライバーとして歴史を作り、これまでに68レースを戦ったとされています。2022年と2023年にはそれぞれ3回の入賞(ポイント獲得)を記録。上海出身の周選手は、2024年カタールGPでザウバー勢として同年唯一のポイントを持ち帰ったことも触れられています。
2025年はフェラーリでリザーブ、そして2026年はキャデラックへ
周選手は2024年シーズン終了後にザウバーを離れ、2025年はフェラーリのリザーブドライバーを務めた後、年末に離脱。今回、キャデラックのリザーブとして2026年の新章に加わる流れとなりました。
2026年のキャデラックは「フェラーリ製パワーユニットとギアボックス」
キャデラックは2026年に初めてF1へ参戦し、フェラーリのパワーユニット(エンジン関連の動力装置)とギアボックスを使用する予定です。新チームにとって信頼性の高いパッケージをどう活かし、限られた時間で戦える形に仕上げるか。開幕前からの人選は、その現実的な課題への備えとも読めます。
2026年はまだ始まったばかりですが、参戦初年度のチームほど「レースが始まる前」に勝負の大半が動くものです。周冠宇のリザーブ就任は、キャデラックのデビューイヤーを静かに具体化させるニュースと言えそうです。
Reference(s):
Zhou Guanyu named Cadillac reserve driver ahead of new team's F1 debut
cgtn.com








